ケンのブログ

日々の雑感や日記

ちょびっと一杯

2021年08月02日 | 日記
県庁所在地のパルコへ。

ちょっと売り場を歩いていると、「ちょびっと一杯」という商品名のゆずの発泡酒がある。

アルコール度数をみると6%になっているから、通常のビール程度のアルコール度の発泡酒。

カクテルのようにも見える。

スマートな円錐形(正確には円錐台形)のボトルに入っている。
結構おしゃれな瓶で、半分、女性をターゲットにした商品なのかもしれない。

実際パルコって女性の客の比率が高いし、、、。

「ちょびっと一杯」って、関西では使わない言葉。

少し一杯とか ちょっと一杯 という意味だけれど、関西人なら「ちょびっと一杯って何?」となるケースも多いと思う。

なので、たぶん、名古屋や岐阜に出荷することを意識して作った商品だと思う。

そう思って、産地を見ると浜松市となっている。

浜松市は静岡県でも愛知に近いけれど、それでもやはり名古屋や岐阜を意識した、商品名なのだろうなと思う。

ちょびっと(標準語になおすと少し とか ちょっとという意味)って、なつかしい言い方だなと思う。

僕の祖父母や母の知り合いでJさんという方がいらした。

いろいろと世話好きの方で、お見合いの仲介なども、場合に応じてしておられた。

「今、人気の男性は、ちょびっと食って たんと働く人らしいですよ。だから、私もそういう男性を紹介します」というのが口癖だった。

「ちょびっと食ってたんと働く」 って標準語に直すと
「すこし食べてたくさん働く」ということになる。

それは少し食べてたくさん働けば、効率のいい男だろうなと思う。

たくさん働いても、たくさん食ってしまっては苦労の種になりかねない。

まあ、そう考えれば、何気ない冗談でも奥のふかい言葉だなと思う。

ちょっと話はそれるけれど岐阜県民謡郡上節の歌詞に
“”色のこ白い別嬪(べっぴん)さんに惚れて カラス見たよな苦労する“”ってあったっけ。

結婚してみたら話が違ったということは男でも女でもまあ、あると言うことか。(たぶん)

そういえばダイハツ タント っていう軽自動車あったとおもうけれど
あれも ちょびっとの燃費でたんと走るという意味だろうか?

きっと違うと思う。(きっと)

牧伸二さんかどうかは忘れてしまったけれど、そういうウクレレ漫談系のコメディアンの方がテレビで
「名古屋の人がもう少しくださいという時→もうちょびっとちょ」とやって名古屋ローカルで受けていた。

本当に今どきそんな人さすがにいないと思うけれど、僕が子供のころは、ください ちょうだいを略して「ちょ」という人、名古屋や岐阜には結構いた。

お勘定の台に商品をおいて「これ ちょ」とかいう人。
※「これ ちょ」は標準語になおすと「これ ちょうだい」という意味です。

喫茶店に入って、「水、もういっぱいちょ」という人もいたな。

まあ、なつかしい。

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長良川の堤防沿いを通っていたら「遊泳危険区域」と書いてあった。

遊泳禁止とは書いてない ということは少なくとも禁止ではないということか(たぶん)

まあ、長良川は泳いでいる人けっこう見かけるし。

子供の頃は長良川を泳いで横断すると、友達に結構自慢できたりした。

プールでまっすぐ泳ぐ感覚で行くと、下流に流されて、橋げたにあたってしまったりする。

そうならないためには上流に向かって45度の角度で泳ぐ気持ちで行くとだいたい真っ直ぐに長良川を泳いで横断できる。子供の頃はそんな感覚だった。(子供と言っても中学生くらいのころ)

やっぱり川を泳いで往復できると気持ちよかったな。

ただ、川で泳ぐのとプールで泳ぐのとではぜんぜん感覚が違う。

それはずっと思っていた。

ため池で泳ぐときは流れはないけれど、日向から木陰に入ると、急に水温が下がって、胸がぎゅっとなることがあった。

一つ間違えば心臓麻痺だと思う。

毎年、夏はどこかで必ず遊泳に伴う水難事故があるけれど、どれだけ注意を喚起してもなくならない理由は僕なりにわかる気がする。

そう考えると、この歳まで生きながらえたのも、運もけっこう作用しているように思えてくる。

もちろん 今は川に入って泳ぐなんてそんな気にはならない。

それはともかく いちにち いちにち 無事で健康に過ごせますようにそれを第一に願っていきたい。