ケンのブログ

日々の雑感や日記

佐野選手もすごい ギンギラギンにさりげなく

2022年09月16日 | 日記歌入り
9月14日付の読売新聞には ヤクルトスワローズの村上選手が シーズン55本本塁打をマークして王貞治さんの記録に並んだと出ている。

凄いことと思う。

僕の記憶が正しければ 萩本欽一さんと坂上二郎さんのコント55号も 王さんの55本にちなんでつけられた名前だったと思う。

55本と言えば 54本まで本塁打を打って あとは 巨人の投手にまともに勝負してもらえなかった阪神のバース選手のことも思い出す。

日本でプレーした外人選手の中で 僕の記憶にある中では一番好きな人だと思う。

村上選手は 55号を達成する前日9月12日に 横浜の投手から 死球を食らっていたのに その 翌日に 55号を達成するのはすごいという声もネットにはあった。

また あまり 今どき 気にする人は いないと思うけれど 王さんが在籍していた巨人の投手から2本打って55本を達成してしまうのも 本当に 時代の流れだなと思う。

さて、9月12日に 村上選手は横浜の投手から死球を受けた。

この死球をめぐって 今度は 逆に ヤクルトの投手が 横浜の主力打者 佐野選手に 身体 すれすれのところを通過する ボールを投げて コーチも「当ててもいいんだぞ」とヤジを飛ばして それをけしかけていた ということが 新聞に報じられていた。

佐野選手に 球が あたらなかったから よかったけれど もし あたっていたら プロ野球全体への 死球になっていただろう と新聞のコラムに書いてある。

それで どれどれ と思って 新聞が指摘する 佐野選手への 身体すれすれの 投球とはどんなものか ネットで動画を見てみた。

動画は 全投球が出てくるわけでは ないけれど 動画に出ていない分を 推測して書くと

佐野選手に対する 一球目はボールだった。

その次の2球目は たぶん 佐野選手の ふくらはぎのあたりを通過する変化球で 佐野選手は これを うまく よけている。

そして 3球目は スピードボールで ヤクルトの村上選手が受けた 死球と ほぼ同じ軌跡を描いて 佐野選手の太ももをめがけて 飛んで行っている。

さすがに これは 佐野選手も 身体を ぐっと 引いて かろじて 身をかわしたという感じだ。

身をかわした後 佐野選手は フーっと息を吐いて 「ええ? まさか? 村上への仕返しにあんな あたりそうな 球 投げてきてるの?」という感じの苦笑いをしている。

それは そうだろう 村上選手が受けた死球と 同じような軌跡を描いた球が 飛んでくれば ええ? まさか 仕返し? と思ってしまうのが普通だと思う。

それで 佐野選手は 苦笑いしている。

そして コーチなどの ヤジが 飛ぶあいだ ずーっと 我慢して 打席をはずしている。

ヤジが やんだのを 見計らうように 佐野選手は 打席に入る。

この時点で カウントがスリーボール ノーストライク ということも あると おもうけれど 佐野選手は 次の ボールは 投手が 投球モーションに入ると同時に もう身体を後ろに引いて 逃げる動作に入ってしまっている。

ええ? プロの選手が 投げる前に もう 逃げの動作にはいるなんて とおもってしまうけれど まあ それも 芸のうちなのかもしれない。

ところが 佐野選手が あらかじめ 逃げた ボールは ストライクゾーンのインコースぎりぎりくらいのところを 通過して 審判は ストライクのコール。

まあ 動画で見ても それは 実際に ストライクとは 思うけれど。

その ストライクを コールされたとき あらかじめ 身体を引いてしまっている佐野選手は ええ? ストライクなの? という感じで審判の方を見て やられた というような顔をしている。
それから 審判と キャッチャーの方を 向いて ちょっと 苦笑いしながら 微妙なゼスチャーをしている。

まあ 「お手柔らかに 頼むわ」 という意味合いが あの 動作には 現れていると思う。

そして その打席 結局 あとの二球はインコースではあるけれど よけなければ ならないほど きびしい球ではなく 佐野選手は 結局 一塁ライナーに倒れる。

まあ とりあえず 球が バットには あたっても 身体に当たらなくて よかった。

でも 佐野選手の あらかじめ 球をよけたり 長い 間を取ったりする 動作は どこかユーモラスにも見えるし こういう時に カッとなったら 余計に 危ない と佐野選手が 自分自身に 戒めながらプレーしているようにも見える。

このようにして 危険を さける というのも プロの選手として ファインプレーなのではないかと 僕は 思った。

そして 佐野選手のことを ちょっと好きになってしまった。

この人 たぶん いい人だと思って、、、。

あと やっぱり プロは 違うなと思うのは 太ももにあたった球の 仕返しは太ももに行って 頭に行ったりは しない ということだった。

仕返しそのものが よくないことなので それを 言っている 新聞の記事は ないけれど やはり 節度ある 仕返しをしないと 今度は 頭に投げられたら それこそ 選手生命にも影響してしまう。

いつか 日大アメフトの選手が ボールを手放した関学の選手に その選手の むち打ちをさそうような ひどい タックルをして 問題になったことがあった。

そのとき 落合博満さんは 「プロは 生活が かかっているから ああいうプレーは 出ない」という 主旨のことを言っていた。

要するに 自分が 相手の 不意を突くような そして 選手生命を奪いかねないような プレーをすれば お互い プロなのだから 報復にあって 自分の 選手生命を奪われてしまう 可能性もある ということを 落合さんは 遠回しに言いたかったのだと思う。

そのことを 念頭に置いて 佐野選手のプレーを見ると 本当に 佐野選手は いろんな方法を駆使して お互いの 危険を避けていることが よくわかるような気がする、、、。

それは ともかく いちにち いちにち 無事にすごせますように それを 第一に願っていきたい。

■ギンギラギンにさりげなく
近藤真彦さんの「ギンギラギンにさりげなく」をカラオケDAMの音源で歌いICレコーダーで簡易に録音したものをアップロードします。

聴いていただければ幸いです。

日産マーチが 生産をやめる というニュースを読んだとき 近藤真彦さんが 「マッチのマーチがあなたの街にマッチする」というダジャレのようなコマーシャルの文句を言っていたことを思い出しました。

僕の高校の倫理の先生は 卒業アルバムに載せる生徒へのはなむけの言葉に 「ギンギラギンより中身が大事」と書いておられました。

僕が高校生の頃は 倫理の先生も この歌を引用して生徒へのはなむけの言葉を考えるほど この歌は 流行ったということだと思います。

国民的ヒットソングが なくなったと よく言われます。

まあ みんな デジタル方式でイヤホンで音楽を聴くことが多くなったのが大きな原因と思いますが 僕の高校生当時は 生徒も先生も ヒットソングは 共通して知っている という時代だったな としみじみと思い出します。

↓近藤真彦さんの「ギンギラギンにさりげなく」をカラオケDAMの音源で歌いました。