ケンのブログ

日々の雑感や日記

十五夜 ススキ

2022年09月20日 | 日記
僕の実家は岐阜県の田舎にある。

都会にいて 戻ってくると やはり 風習に慣れるのに時間がかかる。

いまだに慣れていなくて だんだん 慣れて行っている段階ということだ。

9月10日 十五夜の時には 知り合いの方が 新しく取れた里芋をもってきてくださり また ススキをもってきてくださった方いらしたりして、 里芋は神棚にお供えして ススキは 神棚の前の花瓶に生けた。

ススキを下げるのを忘れていて 2,3日たつと ススキがちょっとしおれてきた。

母が 私の 若いころは ススキは 月見が すんだら 下げるものやったけれど 時代の感覚も変わった というようなことを言っていた。

僕も ススキは 月見が終わったら 下げるということは 知らなかったし そもそも気づかなかった。

そんなことを回想していたら 新聞に こんな川柳が載っていた。

「お月見とバーガー結びつかぬ爺」・・・月見バーガーで月見する人はどのくらいいるのだろう、、、 と。


まあね 最近 マクドに あまり行ってないけれど マクドの前を通ると 月見バーガーの のぼりが 出ている。

ほっともっとの9月のメニューにも月見弁当がでている。

あまり 詳しくは見てないけれど きっと 月見バーガーも月見弁当も 卵をおとしているのではないかと思う。

そばに 卵を おとせば月見そばだから、、、。

でも 月見と言えば 今では ススキよりも 月見バーガーとか 月見弁当とか そういう宣伝の方が目立つし それは きっと 9月の商品なのだと思う。

そういう感覚に 自分が慣れてしまうと ススキも 9月の間は ずっと花瓶に生けていてもいいのでは と思ってしまうけれど。

母の感覚では そうではないらしい。

それで ちょっと 月見のお供えということググってみると 確かに ススキも含めて お供えは 月見が終わったら下げると出ている。

まあ そうか ひな人形も 桃の節句が終わったら下げるし クリスマスツリーもクリスマスイブがすぎたら 下げるし。

イギリスに行ったときには クリスマスツリーは 新年まででていたけれど。

だから 英語では merry Christmas and a happy new year が決まり文句なのか、、。

本当に 月見バーガーなどのせいで 感覚がおかしくなっていたような気がする。

確かに 川柳の評価者が書いているように 月見バーガーで月見する人はどのくらいいるのだろうと 思うけれど。

ちなみに 僕は 十五夜の日は コンビニで 中華まんをかって それを 月見団子にみたてて食べた。

岐阜県の 山間に行くと 本当にススキの多いこと と思う。

気づけば 彼岸花  曼殊沙華も多く見かけるようになった。 スーパーマーケットには おはぎも並んでいる。

お彼岸も 近いなと思う。

それは ともかく 一日 いちにち 無事に過ごせますように それを第一に願っていきたい。