おじぃの独り言

セミリタイアして第二の人生をエンジョイするおじぃの備忘録です。

まさひろ酒造『まさひろギャラリー』 Part.3

2016-04-02 07:28:26 | グルメ
お気に入りの甕貯蔵の古酒(クース)を買いたく、再びまさひろ酒造を訪れるました。今回は『まさひろ酒造』さんの歴史に注目です。



『まさひろギャラリー』の入り口には泡盛を貯蔵する荒焼の南蛮甕が並べられてます。この甕が泡盛を美味しい古酒にしてくれます。



こちらは『馬樽』と言って運搬の樽で馬の鞍につけて量り売りをしていたようです。



昨年『比嘉酒造』から『まさひろ酒造』に名称を変えましたが、『まさひろ酒造』さんの歴史を見てみましょう。


『比嘉酒造』は、明治16年に琉球王国の城下町である首里で創業しました。創業者は、琉球王朝の料理長職をしていた 『比嘉昌続(ひがしょうぞく)』の息子・『比嘉昌文(ひがしょうぶん)』です。



当時の貯蔵は手間の掛かる甕の様でなんと羨ましいこと!



先の沖縄戦でほとんどの酒造所や貯蔵甕は破壊されました。戦後の復興の中、三代目である『比嘉昌廣(ひがしょうこう)』は本島南部の与那原に工場を移し、再スタートします。



昭和42年、設備の近代化の為、首里の石嶺へ工場を移します。そこでは伝統的技法を基盤に、泡盛で初めて低温醗酵による製造を導入し、戦後の製造技術の発展に貢献しました。



現在では首里から糸満に工場を移し更に近代的な工場と『まさひろギャラリー』を併設してます。



泡盛は熟成する蒸留酒で昔は100年、200年古酒が存在した様です。残念ながら現在は存在しないため、ロマンを求めて「泡盛百年古酒元年」とういう会があります。一年ごとに会員を募り、その年に集まった会費で泡盛を購入して毎年泡盛を寝かせていこうという計画です。酒を酌み交わすのは百年後ですが、『まさひろ酒造』さんでは、琉球王朝時代の古酒を復活させるための取組を行っています。



2015年県知事賞受賞酒の『蔵出しまさひろ厳選古酒44度』、じっくりと熟成させた5年古酒を60%と貴重な年代物クース16年古酒を40%ブレンドして濃醇な香りと深いコクが楽しめる逸品に仕上がっているそうです。限定500本 でシリアルNo.入りです。



いつ行っても楽しめれるまさひろ酒造の『まさひろギャラリー』でした。

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