『石神井川』ポタリングは、いよいよ河口の「隅田川」との合流点へ向かいます。
この辺りは川の上を這うように「首都高速中央環状線」が走っており、未来的な都市景色です。
更に下流へ進むとようやく『石神井川』の河口「隅田川」との合流点です。
『石神井川』河口から見た上流は王子駅前のビル群が見えます。
ここで『石神井川』ポタリングは、「石神井公園」から河口「隅田川合流点」まで完走です。ここから再び「石神井公園」まで戻りした。
そして出発点の「石神井公園」内を回ってみました。
「石神井公園」は石神井池と三宝寺池の2つの大きな池がある練馬を代表する自然にあふれた公園です。春にはソメイヨシノやヤマザクラなど約290本の桜が満開となる、花見の名所としても有名です。石神井池ではボートに乗ることもでき、週末は家族連れで終日にぎわいます。
石神井池(通称ボート池)は、三宝寺池一帯が風致地区に指定された際、同池とともに武蔵野の景観を保護する目的で人工的に作られたものです。元々三宝寺池から石神井川に注ぐ「三宝寺川」が流れ、その周辺は田んぼで水を引く水路もあったが、一帯を人工的にせき止めるなどして池としました。
石神井池は、三宝寺池からの湧水が殆ど期待できなくなった1958年(昭和33年)には、既に157mの深井戸から揚水して池の水を確保していました。それも2013年(平成25年)以降はアオコ対策で井戸を停止し、以前の様に主に三宝寺池からの流入水で池を満たしていました。
石神井池は元は三宝寺池からの流れが『石神井川』に合流する、三宝寺川の途中の低地で水田などになっていたが、流量の減少で1933年に途中で堰き止め池としました。1959年、二つの池を中心に「石神井公園」として整備されました。三宝寺池からの湧水がほとんど期待できなくなった1958年には石神井池も深井戸を掘り揚水しています。
下流の水路も湧水の枯渇で消失していたが、1982年に地上を「和田堀緑地」として公園化して、川だった記憶を留めるためにミニ橋なども整備されています。夏季のみ石神井池の水をろ過して流し、最後は下水道に流入しているようです。
更に上流へ進むと石神井川と三宝寺池の間には小さな池の「ひょうたん池」があります。こちらの池は身近に水にふれることができます。
そして『石神井川』の湧水であった三宝寺池に到着です。三宝寺池は井の頭池や善福寺池とならぶ武蔵野台地の3大湧水池として知られ、かつては『石神井川』の主水源で、現在の和田前歩道橋(南田中団地前)の近くで合流していました。三宝寺池は湧水が減少したため、1971年に190mの深井戸が掘られ地下水をポンプで揚水して補給しています。
三宝寺池は、国の天然記念物である三宝寺池沼沢植物群落があります。三宝寺池は古来より、武蔵野台地からの地下水が湧き出る池としてこの地にありました。それを1959年(昭和34)に人々が散策できる公園として整備しました。
『石神井川』ポタリングの前半(石神井公園~河口)は完走です。続いて後半が始まります。
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