小さな幸せ

小さな幸せの見つけ方感じ方の達人をめざして!

赤いスイトピー

2006-02-08 21:11:22 | 小さな気付き

朝から一日小雪がちらついていました。

コタツに入り、田辺聖子さん、藤本義一さんのエッセイを読んでいます。

昨年買ったベストクラッシック100からお気に入りの曲を聴きながら、隅から隅までゆっくり新聞も読みます。

コーヒー飲みながら、時々ちらついている雪をながめたり・・・。

こんなにゆっくりした時間を過ごすのはいつ以来なのかと思うのですが思い出せません。

又良くなって仕事復帰して、元の忙しい日々に戻った時、不自由だけど、のんびりとした今のこの状況をなつかしく思い出すんだろうなって思います。

 

今テーブルの上に春の花があります。

その中にピンクのスイトピーもはいっています。

スイトピーを見ると、パブロフの犬のように聖子ちゃんの「赤いスイトピー」を口ずさんでしまいます。

 

赤いスイトピー
 

この歌を口ずさむたびに、いつも思います。

スイトピーの花の中で赤が1番可愛くないのにな~って。

1番はやっぱりピンク。次は黄色。

スイトピーは甘くて優しいパステルカラーが似合うんだけど、どうして赤にしたんだろう・・・。

赤いスイトピーの赤の変わりに違う色入れると歌いにくいね。だから?

でも、線路の脇には確かにピンクや黄色より強そうな赤がにあうね。

心に春が来た日に赤いスイトピーか・・・

ギブスとれた日にいろんな色のスイトピーあふれるくらい、か~おうっと!

 

今日の私の小さな幸せ

今週の月曜日からたまたま昼ドラ「病院へ行こう!」っていうのがはじまりました。

きゃ~これが面白い。昼ドラ観れる状況にある人は観て、観て。

この番組のCMがまたいいの。

「息子よ、君の演技は主演男優賞ものだ!」

おゆうぎ会で一生懸命わかめ踊っているあの子見るとつい笑ってしまいます。カネボーのボディーシャンプーのCMです。

 

コメント (12)
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大人の童話

2006-02-08 00:41:53 | 小さな気付き

びっくりしましたね、秋篠宮妃紀子様の御懐妊。

おめでとうございます。男子か女子かで又、静かに御出産という環境というわけにはいかないでしょうね。

数年前、大分空港で、2メートル位の至近距離でお二人をおみかけしました。

殿下の何ともいえないオーラに圧倒されたのを思い出しました。

 

話かわりま~す。

 

ロボコップのようなギブスの右手を見ながら、この手でラリアットしたり、エルボーしたら効くだろうな~なんて暇なもんで考えたりしています。

コタツから半径5メートル位の行動範囲。

カーブが投げられない右手は、エンジンキーが回せません。

だから時間はたっぷりあるのに、図書館にも映画にも行けません。

ま、これで出歩いていたら家族から大ブーイングです。ハイじゅうじゅうわかっています。

で、今日は読書。

今日読んで面白かった本から。

岩波文庫 小川未明童話集より

ちょうと三つの石

小川未明の代表作品には「赤いろうそくと人魚」とか「野ばら」などなど。

童話作家として有名なんですが、彼の書く童話は子供も大人も楽しめます。

この「ちょうと三つの石」は大人向け童話ですね。

では、では、あらすじ、いきますよ~。面白さを伝えられるといいんですが・・。受けたら教えてね。

 

あるところに、まことにやさしい女がありました。(ではじまります。)

このやさしい女性はお年頃になり、水車屋のお嫁ちゃんになります。

最初の結婚です。(ということは・・・)

この夫、

「一生懸命に働いてお金持ちになろうね。」

と、お嫁ちゃんを励ましながら仲良く働いて暮らしていました。

でも、まだ楽な日がこないうちに、この夫は病死。

この夫、亡くなる前、この可愛いお嫁ちゃんに

「俺はお前を残していくのが悲しい、でも、お前がくるのを待っているから、この世を幸福に暮らしてからやっておいで。」

お嫁ちゃん

「どうか、私のゆくのを待っていてください。あの世へゆくには、山を上るといいますから、峠のところで、私のゆくのを待っていてください。」

独りぼっちになったお嫁ちゃんに再婚話。

死んだ夫に対してすまないと思いながらも、まあ~いいっかと再婚。

第2の結婚は、機織の家。

又、この夫に可愛がられ、仲良く一生懸命に働きました。

でもこの二人目の夫も病死。

「あの世にいって、お前のくるのを待っている。お前はこの世を幸福に送ってくるがいい。」

お嫁ちゃん

「あの世へいくときには、なんでも高い山を上るそうです。どうか、その峠のところで待っていてください。」

またまた未亡人になっちゃいました。

まだ若いんだからお嫁にいったほうがいいと再再婚話。まあいいっかと三度目の結婚。(このお嫁ちゃん、男運がいいんだか悪いんだか・・・・。)

3度目に嫁いだ先は、鳥屋。

そこでも一生懸命に働きました。

が、しか~し、又夫が病死。

「お前を残していくのはこのうえなく悲しい。でももうお前はどうにか暮らしていけるからこの世で幸福な日を送ってくれ。きっと待っているから。」

お嫁ちゃん

「あの世にゆくには、高い山を越さなければならないそうです。どうか峠でわたしを待っていてください。」

あ~あ、し~らないと、三人におんなじこと言っちゃたよ、このお嫁ちゃん。

で、その後はもう食べていけましたから(?)結婚はせず暮らしました。

彼女も、又歳をとり、あの世にいくことになりました。

仏さまに道案内をされて、最後の山を上りはじめました。

やがて峠に・・・・。

そこには、三人の男が待っていました。

この三人はず~っと一緒に待っていたのですが、同じ女性を待っていたなんて聞いてないよ~って。

当然この三人、お嫁ちゃんに詰め寄りまさ~ね。

お嫁ちゃんにしてみれば

「リンダ、こまちゃう!」

状態。

仏様にも

「リンダ困っちゃうじゃない、お前は三人のなかで、いちばんどの人を愛しているのか?」

「わかんな~い。」

仏様

「おまえは、どういうような気持ちで、たびたび結婚したのか。」

「だって~ぇ、一人で食べていくの大変だし~・・・」←言えない言えない。だまっとこっと。

仏の顔も三度まで、ぷち~んと切れた仏様

「そんなお前はあの世へゆくことはできない。おまえはちょうになって、もう一度下界へ帰って、よく考えてくるがいい。」

「なあおまえ 天国ちゅうとこは
そんなにあまいもんやおまへんにゃ
もっとまじめにやれ」

と、ちょうにされ下界に戻されたお嫁ちゃん。

きゃ~リンダ、ちょうになっちゃった。まあいいっか。

あ、忘れていましたね、あの3人の夫。

仏様に

「女がほんとうに悟りがついて、永久に変わらない自分の夫を見分けがつくまで、ここに待っているがいい。」

で、この3人、10年、100年、幾100年と待っているうちに、ぎゃび~ん、なんとになちゃいました。

最後の小川未明さんのしめ。

下界に去ったちょうは、いまだに悟りがつかないとみえて、花から花へと、美しい姿をして飛びまわっていて、帰ってこないのであります。

おしまい。

 

ふふふ、いかがでしたか。

これは、やっぱり大人向けの童話ですよね。

しかし、石になるまで待つのを男性にしたから、童話になるんですよね。

男性が次々に再婚して、女性がじっとその男性を峠で待つなんて絶対ない。

まず、女だったら峠でおしゃべりします。

すぐ、お互いの情報交換して同じ男性だとわかるのに3日もかからないでしょうね。

と私は思うのですが、まあいいっか~。

 

今日の私の小さな幸せ

いつも控えに甘んじていた左手が中指を除いて大活躍。いまや動かせない右手にかわって、エースです。

 

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