スイセン。
このお花、美少年ナルシストが自分の美しさに見とれて、水中に・・・・。
そんなギリシャ神話と一緒にシルクロードを渡って、日本についたとか。
今度、スイセンを見かけたとき
「あなたのご先祖様は、とっても長い旅をしてきたのね」
って話しかけてみてはいかがでしょう。
今日はちょこっと親孝行日和。
冬枯れした山々を眺めながら、高速を飛ばして、実家に帰ってきました。
母の誕生日が近いので、ご機嫌伺い。
先週あった「寅さん」で、マドンナの松阪慶子さんのセリフ。
「寅さんは暖かい人なのよ、ストーブのような温かさじゃなくて、なんていうかな、ほらお母さんが冷たい手を握って暖めてくれるような、そんな暖かなひとなんよね」
(すみません、ちょっと一休みさん、コピーしました)
私の母は、そんな暖かさではありません。
へたに触ると、ヤケドをします。
うそをついたり、いい加減なことをいうと、一刀両断でぶった切られます。
一刀両断と言えば、「遠山の金さん」がはじまりました。
金さんがなんと、松平健さん。
これが観ていると、暴れん坊将軍とかぶるんですね。
やはり少しやらしいくらいの遊び人金さんは松方弘樹さんがはまり役です。
松平金さんは少し太め。
もろ肌脱いで見える、桜吹雪の桜の一輪がでかい!
あ、完全に話が横道にそれました。
今週の文章講座で先生が、書いていてあれも書きたいこれも書きたいとテーマからそれることがある。
そういう時は、それた話題はまた別に書けばいい。
当初のテーマをはずしてはいけない!
と習ったばかりなのに。
まあ、できないから勉強しているわけで・・・。
そうそう母のことでした。
私、夫にはいつも素直に「ハイ」といわないことが多いのですが、母親に口答えをしたことは数えるくらいしかありません。
別におりこうさんなわけではなくて、口答えができない迫力があるからです。
まあ、ぶっちゃやけた話、別にこれと言って怖いものがない私が、いい歳をしてまだ母が怖い!
そんな、気丈な母も、私が行くと喜んでいるのがよくわかります。
食事に出かけ、世間話をし
「もう、お帰り。洗濯物が湿るよ」
「うん」
と私。
「またくるね」
とは言いません。
自分の趣味やつきあいを優先している私。
「またくるね」がお愛想だということぐらいすぐに見破られます。
いい加減なセリフは母には通用しません。
見送ってくれる母を、バックミラーで見ながら
「風邪ひかないでね。
同居している義姉さんに言い過ぎないのよ」
と心の中でつぶやきます。
母親も色々です!
そういう私も二人の息子に言わせれば、
「よそのお母さんとは違う」
らしい・・・・。
今日の私の小さな幸せ
高速を「コブクロ」のベストを聴きながら走らせました。
あのでかいほうの人の声に、どういうわけか、胸の奥がキュンとなります。