ピンクのマーガレット。
昨年、2月に苗を買って植えたら、秋まで咲き続けました。
お得なお花です。
だから今年も2株植えました。
水曜日は、老健施設でボランティアの予定。
図書館で紙芝居を借りてきました。
もうすぐ、節分も近いので、鬼が出てくるようなものを探しました。
ありました、ありました、とってもいいお話の紙芝居が。
「ないた赤おに」
ご存知?
え~どんな話だったかな~っていう人のために・・・。
ざっとあらすじ。
ないた赤おに 作・浜田広介
どこの山か わかりません。
こういう書き出しで、物語がはじまります。
人間と友達になりたいと強く願う心優しき赤鬼君。
ココロノ ヤサシイ オニノウチデス
ドナタデモ オイデ クダサイ
オイシイ オカシガ ゴザイマス
オチャモ ワカシテ ゴザイマス
と書いた立て札を家の前に立てます。
でも、きこり達は、怖がって遊びに来てくれません。
がっかりして、思いっきり凹んでいる時に、お友達の青鬼君が遊びに来ます。
凹んだ理由を聞いた、青鬼君。
赤鬼君のために一肌脱ぎます。
青鬼君は赤鬼君にこう言います。
「村で僕が大暴れするから、君が僕をポカポカやってくれ。
そうすると、村の人が君を誉めたてる。
そこまでくればしめたものだよ」
ためらう赤鬼君をせきたてて、山を下って、即実行。
見事に芝居は成功。
赤鬼君は人間の信頼を勝ち取ります。
赤鬼君は青鬼君のお陰で、人間のお友達が沢山出来ます。
ある日、ふっと青鬼君が近頃遊びに来ないことに気がつきます。
病気かな~、この前、自分がぶったとき、つのを痛めたのかな~と心配になって青鬼君の家を訪れます。
そこには、赤鬼クン宛のはり紙が。
赤オニクン。
ニンゲンタチトハ ドコマデモ ナカヨク マジメニ ツキアッテ
タノシク クラシテイッテ クダサイ。
ボクハ シバラク キミニハ オ目ニ カカリマセン。
コノママ キミト ツキアイツヅケテ イケバ ニンゲンハ
キミノ キモチヲ ウタグル コトニ ナリマショウ。
ソレデハ マコトニ ツマラナイ。
ソウカンガエテ ボクハ コレカラ
タビニ デルコトニシマシタ。
ナガイ ナガイ タビニナルカモシレマセン。
ケレドモ ボクハ イツデモ キミヲ ワスレマイ。
イツカ ドコカデ マタ アエルカモシレマセン。
サヨウナラ キミ。
カラダヲ ダイジニシテ クダサイ。
ドコマデモ キミノ 友ダチ 青オニ
赤おには 二度も 三度も よみました。
そして しくしくと なみだを ながしてなきました。
お わ り
1933年(昭和8年)の作品。
作者はこの作品を書く動機をこう語られています。
「今まで書かれてきた鬼は、いやなやつ、こわいやつとされてきました。
しかし、鬼の心の中にも、ある慈悲心に似たものがありましょう。
私は新しい童話によって、鬼に善意をもたせてみたいと考えました。
それによって、鬼に対する親しみがわき、それが拡大されて、人間相互の思いやり、隣人愛につながるのではないかと思ったからです。」
友のお陰で友達になれた人間。
でも、近頃の人間の中には、鬼だってびっくりするような人もいますよ~。
心優しい赤鬼君が、人間に失望しないかそれが心配です。
今年の節分は、
「鬼も、福も、み~んな内~」
って言いことにしましょうかね。
今日の私の小さな幸せ
今日の大分の空は、澄んだ青空でした。
あなたのところの空は何色でしたか?
夕飯はぶり大根。