らくらくホン解約

徒歩でケータイショップへ。
父の「らくらくホン」＆タブレット（ｄtab）解約とプラン変更をする。

「らくらくホン」は母の徘徊がきっかけ。
どこにいるか分からなくなったことが何度かあり、近所の人に探してもらったこともあった。
で、ＧＰＳがあれば居場所が分かるだろうと契約したのだった。
「お守りやから」と言って持たせようとしたが持たなかった。というより、認知症が進み、持てなかった。
やがてすぐに歩けなくなったのだった。

耳の遠かった父は電話とは無縁の人生後半。
使ったのは僅か２回。
１月、日赤から「病院にいてるんよ。もう帰ろうと思うんやけどね、あかんか」
３月、転院先から「土曜も日曜も絶食や。明日迎えに来てくれ」←これが父の最後の声。

市民図書館本『悪医』久坂部羊。
（癌専門）外科医と治療法のなくなった患者。身につまされる。