パリオリンピックの閉会式の冒頭で聴いたことのある歌が流れた。この歌は「巴里の空の下」というシャンソンで、ジュリエット・グレコやエディット・ピアフの歌唱が有名だが、元はパリの下町の庶民の暮らしをいくつかの物語を織り込むようにして描いたジュリアン・デュビビエ監督の『巴里の空の下セーヌは流れる=Sous le ciel de Paris』(51)の主題歌。
ルネ・クレール監督の『巴里の屋根の下=Sous les toits de Paris』(30)もあるので紛らわしいが、どちらも歌が印象的なパリへの愛に満ちた名作だ。
トム・クルーズの「ミッション:インポッシブル」のパロディのような登場の仕方は面白かった。ただ、開会式もそうだったが、事前撮りしたものと合成して流すところはちょっとしらけた。
『巴里の屋根の下』
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