『続・荒野の七人』(66)(1974.5.4.土曜映画劇場)
かつて6人の仲間と共に村人たちを助けるために戦ったチコ(ジュリアン・マティオス)は村娘と結ばれ、平和で幸せな農村生活を送っていた。だがある日、その一帯を牛耳るロルカ(エミリオ・フェルナンデス)一味に襲撃され、囚われの身となってしまう。その報せを聞いたクリス(ユル・ブリンナー)は、ヴィン(ロバート・フラー)と共に新たな仲間探しを始める。
『荒野の七人』(60)の続編で監督はバート・ケネディ。同じ年の2月に、同じ枠で『荒野の七人』を見て大いに満足し、七人の名前を必死になって覚えた身としては、期待大ではあったのだが、続編といいながら、前作から残ったのはクリスのブリンナー一人で、ヴィンとチコは別の俳優が演じていたから、ちょっと肩透かしを食らった感じがした。
とはいえ、「ララミー牧場」のフラー、スペイン出身のマティオスの他、達者な脇役のウォーレン・オーツ(女好きのコルビー)とクロード・エイキンズ(訳ありのフランク)、ポルトガル出身のビルジリオ・テクセイラ(ルイス)と無名のジョーダン・クリストファー(マヌエル)という、B級感にあふれたメンバーは、それほど悪くはない。要は続編だと思わずに、別物だと思って見ればそれなりに楽しめる。
何より、エルマー・バーンスタイン作曲のあのテーマ曲が流れてくると、それだけで「まあいいか」と思ってしまうところがあるのだ。
『荒野の七人』そして『マグニフィセント・セブン』
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