硝子戸の外へ。

優しい世界になるようにと、のんびり書き綴っています。

憲法記念日を考える。

2016-05-04 16:16:32 | 日記
憲法記念日の昨日。各地でデモが行われたという記事を読む。

改憲派、護憲派、どちらの言い分もよくわかるので、僕なりに大きな枠で問題提起してみます。

改憲したとしたら、今まで関係のなかった、国や民族の人達から恨みを買うようなことにはならないだろうか。また、法に基づいて活動できるであろうか。
人々を動かしてゆく組織が大きくなればなるほど、自浄力が低下します。それが、戦争に参加する組織であったら、同じ過ちを繰り返すに違いありません。テクノロジーは日々進化していますが、人はそうはいかないようです。東電さんや東芝さんや三菱さんがそれを示しています。

憲法を維持するということは、つまり、世界の人々を信頼し、仮に戦闘状態になって、被害を被っても、赦さなければならないという事であり、大国に加担しないという姿勢を貫くことは、素晴らしい事だけれど、先進国としての経済活動から取り残される可能性があり、しいては、平和を享受する事と引き換えに、貧困に耐え忍ばなければならないという事態になるかもしれないのです。

現状のままが一番良いとは思うけれども、私達の日常生活を護っている法でさえも、見直さなければならないほどに、世は変わってきているので、70年も維持できた法を誇りに思いつつ、新たな国作りに備えてゆかなければならないのかもしれません。

そして、改憲を求められている、今だからこそ、温故知新と言う思想を大切にしてほしいと切に願うのです。