京のたんぽぽ日記

夫婦共にリタイヤした後の生活を
大好きな旅行を中心に綴っていきます。

ヨーロッパ木組みの家巡り30ドイツ・ケルン大聖堂

2018-06-30 00:00:00 | 海外旅行2017 5月スイス・フランス・ドイツ・ルクセンブルグ旅

ワールドカップ、日本は決勝トーナメントに進めてよかったですね。

でも、ポーランド戦の最後は。。守りに徹してしまって、
本当にこれでいいのかなって思ってしまいました。

もちろん、コロンビアとセネガルの戦いを見ながらの戦略であり
西野監督の辛く苦しい決断だったとは思いますが。。

最後まで、ファウルと失点に気を付けて、それでもゴールを
目指して欲しかった。。って、やっぱりこれって難しいことですか。。?

世界メディアも色々と、この戦略に対して批評しているようですが、
こうなったら、なんとしても、ベルギーといい試合をして勝って、
世界メディアをぎゃふんと言わせてほしいですよね。


さて、 ヨーロッパ木組みの家巡りの旅に戻ってきました。

旅の旅程は 2017 春色ヨーロッパ木組みの家巡り旅行行程  

ヨーロッパ木組みの家巡り1 関空~チューリッヒ  2 スイスラインの滝
3スイス・シュタインアムライン 4ドイツ・マイナウ島観光1
5ドイツ・マイナウ島観光2  6フランス・ストラスブールライトアップ
7フランス・ストラスブール朝の散歩  8フランス・アルザス・エギスハイム
9フランス・アルザス・エギスハイム2  10 アルザス・コルマール1
11アルザス・コルマール2   12フランス・アルザス・リクヴィル1
13フランス・アルザス・リクヴィル2  14ストラスブール プティット・フランス
15 ストラスブール大聖堂    16ストラスブールイル川クルーズ1
17ストラスブールイル川クルーズ2  18ルクセンブルグ
19ルクセンブルグ市内観光1        20ルクセンブルグ市内観光2
21 ルクセンブルグ夕食・ホテル   22 ドイツ・ベルンカステルクース1
23ドイツ・ベルンカステルクース2 24ドイツ・トラーベントラーバッハ
25ドイツ・黒猫ワイン伝説の街ツェル  26 ドイツ・ケルンライトアップ
27ドイツ・アウグストゥブルグ宮殿     28ドイツ・ケルン市内観光1
29ドイツ・ケルン市内観光2             30ドイツ・ケルン大聖堂
31ドイツ・ケルン・フリータイム1     32ドイツ・ケルン・フリータイム2
33ドイツ・ケルン・フリータイム3     34 帰路デュッセルドルフ・お土産・人々

ヨーロッパ木組みの家巡り29ドイツ・ケルン市内観光2
の続きです。

5月2日(火)

ケルンフリータイム

市内観光が終わり、フリータイムの始まりです。
私達は、まず、ケルン大聖堂の中に入っていくことにしました。

ケルン大聖堂

1880年に完成したフランス式ゴシック様式の大聖堂は、
630年以上もの歳月をかけて建てられました。

1164年にミラノから送られた東方三博士の聖遺骨を
納める為に造られたんだそうですよ。

きっと、祖父から父、父から子、子から孫。。。と
何代も何十代も引き継いで、
それぞれの時代を生きた方の人生をかけて
出来上がってきたものなのでしょうね。。

ゴシック様式の建築物の中では世界最大級といわれていて、
私は、いつか見てみたいな~なんて思っていました。

スケールの大きい大聖堂に施された彫刻は荘厳かつ繊細。

 西正門の門

ケルン大聖堂への入り口は、2つの鐘塔がそびえる西正門にあります。
1380年に完成した「ペトロとパウロの一生」の繊細な彫刻を施した門。

門の上の丸みを帯びた三角形の部分(タンパン)には、
キリストにまつわる壮麗で繊細な彫刻があります。

素晴らしいタンパンの彫刻は、ストラスブール大聖堂でもを見ましたよ。

ヨーロッパ木組みの家巡り15 ストラスブール大聖堂

でも、ストラスブール大聖堂の中には入れなかったんですよね。。

ケルン大聖堂は。。と気合が入ります。

真ん中に聖母マリアと誕生したイエスの像も
飾られていました。

大聖堂の中へ

念願のケルン大聖堂、いよいよ入場です。

うゎ~、す、すごい。。

円天井には山型の尖頭アーチが続き、一番奥のステンドグラスから
明るい光が眼に飛び込んできます。

素晴らしい彫刻を施したアーチ型の柱、

広く荘厳な空間は神聖な雰囲気に包まれていますよ。

ルネッサンスの窓

私達は左側からぐるっと大聖堂内を回っていくことにしました。

まずは、北側ルネッサンスの窓と呼ばれるステンドグラス。

教会らしく聖書を題材にしたステンドグラス、綺麗ですね~。

床モザイク

アウグスト・エッセンヴァイン作の床モザイク。

柄は、大聖堂以前ここに立っていた聖堂を支え持つという
ヒルデボルト大司教(818年没)だそうです。

え。。1200年も前の実在の人物の絵なの。。

周りを囲む外国の学生に、ガイドさんが何語かで説明されていましたが、
聞き耳を立てても分かりませんでした。

 ゲロ大司教の十字架礼拝室

ガイドさんお薦め見所の一つ、
976年ゲロ大司教によって制作された十字架像がありましたよ~。

等身大より大きく、西ヨーロッパでは最大のキリスト像といわれ、
その後のヨーロッパのキリスト像の原形となった貴重な像なのだそうです。

ステンドグラスの数々

聖堂内には素晴らしいステンドグラスの数々が。。  

 緻密な柄と素敵な色合いですね~。

中央礼拝室(三賢王礼拝室)の上の十字架像と
ステンドグラスです。

ステンドグラスには、新約聖書と旧約聖書の内容が
描かれているそうです。

 東方三博士の聖遺物が入った聖棺

そして、ここが、ガイドさんからも言われていた
ケルン大聖堂で最も重要な場所、
1164年にミラノから送られた東方三博士の頭蓋骨が
納められている黄金で飾られた聖棺です。

この棺を見るために、時代を越えて、
多くの人がケルン大聖堂に巡礼に訪れるそうです。

この中に、850年以上も昔の東方三博士の頭蓋骨が
納められているなんて。。

ミラノのマドンナ

大聖堂内を左側から周り、右側にやって来ました。
柱に、ミラノのマドンナと呼ばれる聖マリアの彫像がありました。

1164年に黄金の聖棺の東方三博士の聖遺物と共に
この聖堂に運ばれてきた彫像だそうです。

このミラノマドンナ像は、ガイドさんお薦めの三つ目の絵の写真と同じで、
一瞬これだ!と思ったのですが、でも、絵ではないんですよね。。

どう見ても彫刻だし。。
じゃぁ、お薦めの絵はどれ。。?としばし探して。。

同じツァーで中に入られた方達も、おかしいですよね。
これって絵じゃないですよね。。絵はどこにあるんだろう。。。
と同じことを。。

 

大聖堂の絵

でも、ミラノマドンナの横に素晴らしい絵がありました。

ミラノマドンナの姿は描いてないけど、これの事じゃない?
と、写真だけはしっかり録ってきました。

そして、調べたら、やっぱりその通り。
これが、1440年ごろシュテファン・ロホナーによって描かれた
大聖堂の絵でした。

絵は観音開きで、題材は新約聖書に記された東方三博士の礼拝。

若者の姿の賢者が黄金を、
壮年の姿の賢者が乳香を、老人の姿の賢者が投薬を
マリアと幼いキリストに贈ったとされているそうです。

ちょっと迷ったけど、ま、とりあえず、しっかり
3点のお薦めが見られてよかったです。

 ゲルハルト・リヒターステンドグラス

この先に新しい感覚の風変わりなステンドグラスがありました。

普通教会にあるステンドグラスは、聖書やキリスト教に
関する絵柄が描かれていますが、
このステンドグラスは完全にモザイク柄。

11500枚もの正方形のガラスで出来ているそうです。

第二次世界大戦中の爆撃によって大聖堂の南の窓が
破壊された後、色々なステンドグラスが入れられたのですが

2007年8月26日よりは、ドイツの芸術家ゲルハルト・リヒター
デザインのこのステンドグラスが飾られています。

信仰を問わず心癒される作品だという意見と、
余りにも斬新で教会にはそぐわないという意見と
両方の意見があるようですよ。

パウロの改宗

このステンドグラスは、教会らしいステンドグラス。
ダマスカスへの道中、ユダヤ教だったパウロが
キリスト教への改宗を経験するという場面の
ステンドグラスだそうです。

キリストが登場して驚き落馬したシーンです。

 バイエルンの窓

そして、ここから南側バイエルンの窓と呼ばれる
5枚のステンドグラスが続きます。

ドイツ・ノイシュヴァンシュタイン城を建てた
ルートヴィヒ二世の祖父バイエルン王ルードウィヒ1世が
1842年奉納したことからバイエルンの窓と呼ばれているそう。

ドイツ ノイシュバンシュタイン城

このバイエルンの窓も、ケルン大聖堂で有名な見所の一つだそうです。


 聖ステファノの殉教

これは細長いステンドグラスです。

聖ステファノはキリスト教における最初の殉教者と言われています。
キリストが昇天して数年、キリスト教が広まっている中で
不満を持った人達に、ステファノは法律を破っていると訴えられ、
石打の刑で殉教します。

その石打の刑の場面ですね。

 聖霊降臨

こちらは、キリスト復活後、使徒たちの前に
その聖霊が降臨する場面。

ペトロがキリストから天の国の鍵を受け取る場面だそうです。

 イエス・キリストの十字架降架

これは、十字架にはりつけになって処刑された
キリストの遺体が降ろされ、
聖母マリアが我が子の遺体を膝の上にのせ
その死を悲しむ場面なのだそうです。

 東方三博士(とうほうさんはかせ)の礼拝

これは、マリアの両サイドにいる東方の三博士が
マリアと幼いキリストに礼拝しているステンドグラス。
このステンドグラスは、羊飼いの王たちと礼拝とも呼ばれます。

彼らはイエスの誕生を拝み、乳香、没薬、黄金を捧げた
と言われてます。

あれ。。?これって、先ほどの大聖堂の絵と
同じですよね。

洗礼者ヨハネ

こちらも、細長いステンドグラスで、
洗礼者ヨハネを描いています。

これらがバイエルンの窓のステンドグラスですが、
全てのステンドグラスにルートヴィヒ1世からの寄贈を示す文言
「 Ludovicus I. Bavariae」とバイエルンの紋章が
記されているのだとか。。

後日、写真を拡大してみて、あ。。これだと気づきました。。

 十字架降下

さて、入り口辺りまで戻ってきましたよ。

キリストの十字架降下埋葬の像は各国各地にありますが
ケルン大聖堂にも十字架降下像があります。

いよいよ大聖堂の見学も終わり。

ガイドさんのお薦めの3つ以外にも
結構時間をかけてゆっくり見てしまいました。

ところで、 ケルン大聖堂は階段で登ることもできるんですよ。

階段の数、なんと500段以上。。

時間的にも体力的にもとても昇れませんでしたが
昇ったら、ケルンの町やライン川。。
素晴らしい風景が見渡せたでしょうね。

 念願のケルン大聖堂、ゆっくり中も見られてよかったです。

最後に、これは、ケルン大聖堂のオブジェですよ~。

ホテルの売店で見つけたもので、ケルン大聖堂で
買ったものではありませんが。。

さて、次は、フリータイムの続き。
ケルンチョコレート博物館に向かいます。

ヨーロッパ木組みの家巡り31ドイツ・ケルン・フリータイム1
へ続きます。

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