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スペイン旅行1 旅の始まりマドリッド 2 マドリッド・プラド美術館 3 スペイン名物パエリャ
4 トレド 5 闘牛観戦 6 スペイン新幹線AVEでコルドバへ 7 コルドバ・メスキータ・花の小径
8 コルドバ・ひまわり畑で。。 9 グラナダ・フラメンコショー 10 アルハンブラ宮殿
11 グラナダ・ヘネラリーフェの庭12 マラガ パラドールの昼食13 ミハス ろば馬車
14 ミハス散策 15 コスタデルソール 16ロンダ 17 セルビア・カテドール・ヒルダの塔
18 セビリア・スペイン広場~バルセロナ 19 バルセロナ・サグラダファミリア
20 バルセロナ・ピカソ美術館・グエル公園 21バルセロナ・モンジュイックの丘とカサミラ
22 バルセロナ~帰国
7月7日(木)
バルセロナは、カタルーニャ州にある、スペイン第2位の都市。
地中海に面していて、青い空と青い海、輝く太陽に恵まれたリゾート地です。
バルセロナと言えば、なんといっても建築家アントニ・ガウディが有名。
バルセロナの街のあちこちで、ガウディが造った建物を
見ることができるのですが、
その中でも一番有名なのは、世界遺産でもあるサグラダ・ファミリアです。
サグラダ・ファミリア
ホテルをバスで出発してしばらくすると、
本やテレビで見たことのある建物が見え始めました。
うわ~、あれがサグラダファミリアや~と感激の声が。。
やっぱり、本物を目の前で見ると、なんだかどきどきします。
大胆で奇抜な建物でありながら、繊細できめ細やかな装飾が施され
見上げると、もう。。圧巻としか言いようがありません。。
サグラダファミリアは「聖家族」という意味で、1882年建築に着工されました。
翌83年、前任者の建築家が辞任し、これを引き継ぐことになったガウディ、
元々大聖堂の建築にたずさわることを夢見ていたので
晩年は他の仕事から一切手を引き、サグラダファミリアに寝泊まりして
その建築に専念したといいます。
最大の情熱を傾けていたサグラダファミリアの建築なのに、
ガウディは、1926年、路面電車に轢かれ亡くなってしまいます。
ガウディが亡くなった時、完成時に18本そびえる筈の塔が、
まだ1本しか出来上がっていませんでした。
どんなにか、心残りだったことでしょうね。。
設計図も、その後の戦災でほとんど焼失したらしいのですが、
わずかに残ったデザイン画やガウディの作った模型などを参考に、
ガウディの意思を汲んで、多くの芸術家が、多くの年月と労力をかけ、
サグラダファミリアの建設が続いているとのこと。
128年経った今では、塔も12本出来上がっているそうです。
でも、これって、早いのか遅いのか。。ちょっとわかりませんが。。
生誕の門
サグラダファミリアには、3つの門が造られる予定だそうです。
一つは東側の生誕の門、一つは西側の受難の門
そしてもう一つは、まだ建築予定の南側の栄光の門。
この内、ガウディ生前中に、ほぼ仕上がった唯一の門が
生誕の門だそうですよ。
生誕の門には、キリストの誕生から、幼少期に至るまでの様子が、
繊細な彫刻で表されています。
こちらが、キリスト誕生の時の彫刻。
温かく、優しく、穏やかで。。見上げる人々の心も和んでいきますね。
生誕の門の東側は、キリストが朝日に照らされるように
設計されているとか。。 さすが、ガウディ、すごいです~。
笛を吹く天使、祈りを捧げる羊飼い、草や木や動物達。。
どれも、本当に一つ一つ細かくて。。
聖書の中の世界が、優しい曲線で温かく、丁寧に描かれていました。
屋根や窓も、おとぎ話の家みたいにメルヘンチックで可愛いのです。
教会内部
教会の中へ入ってみました。森をイメージしたという聖堂内。
先で枝分かれした円柱の白い柱が、
本当に森の中の木々のようです。
一部の窓には、色彩豊かなステンドグラスがはめ込まれ、
自然の光を浴びて、万華鏡のように輝いています。
ステンドグラスを通って、聖堂内へ入った光は
七色にきらめき、なんともやさしく不思議な光の世界を作っています。
すべての窓に、ステンドグラスが入るそうですが、
まだまだステンドグラスの入った部分は少なく、
この通り、白いままのガラスがほとんど。
これから、どんどんステンドグラスが入れられていくようです。
すべてにステンドグラスが入った時、この聖堂内は、
どんな光の世界となるのでしょうね~。
受難の門
生誕の門の反対側、西側の門は受難の門と呼ばれていて、
その彫刻は、生誕の門とは対照的に、飾り気がなく直線的、
無機質な感じがします。
ガウディの死後、ジョセップ・マリア・スビラックという有名アーティスが
造ったものらしいのですが、顔に目や口もなく、なんだか寂しい感じ。。
でも、この門を構想したのはガウディなのですよ。
ガウディが交通事故で死んだ時、ポケットの中に入っていたのが
この受難の門のデザイン画だったとか。。
まるで自分にこれから起こる事を感じ取っていたような、
そんなデザイン画に、なんとも不思議な感覚を覚えました。
さて、本当は、サグラダファミリアの上に登れるらしいのですが、
今回のツァーには組み込まれていませんでした。
午後からの自由時間にもう一度来て登ってみては。。とガイドさん。
でも、1時間2時間待ちはざらと言われて。。断念。
また、いつか登れる日が来ますように。
お土産屋さん
受難の門を見た後は、しばらくフリータイム。
受難の門の隣にあるお土産物屋さんに行ってみました。
サグラダファミリアの本、ガウディ作品の写真集、
キーホルダー、雑貨、アクセサリー、文房、ポスター。。
色々な物がいっぱい並んでいて、どれを買おうかと迷う迷う。
でも、迷っている時間はないんですよね。。
お土産のサグラダファミリアグッズを。
主人は、毎度のことながら、またガイドブックを買っています。
スーツケースの重量を気にしながらも、やっぱり止まらないみたい。
これだけでも、相当な重さになりますよね。
「重いよ~、きっと。。」って言ったら、
「大丈夫、重量オーバーしたら、手荷物で持つから」と主人。
ま、せっかく来たんだから、好きな物を集めないとね。
それに、その場所で買ったという事が、大切な思い出ですもんね。
ガウディ建築のファンに
ガウディの建築、正直言って、バルセロナに来るまでは、
見たいとは思っていたけれど、それほど興味がなかったのに。。
大胆さと奇抜さに加え、美しさと可愛さもあるガウディの建物に
この地点で、完全にノックダウン、魅了されてしまいました。
この屋根も可愛いですよね~。
教会なのに、まるで、テーマパークに来た時と同じような楽しい気持ちにも
なってしまいます。
人々が、ガウディ、ガウディと言うのがよくわかるような気がしました。
でも、今頃分かるなんて。。ちと遅すぎですよね。
もっとちゃんと、下調べしておけばよかった。。
15年後に完成!
さて、完成まで、これから数十年後とも数百年とも言われていた
サグラダ・ファミリアですが、
ガウディの没後100周年にあたる2026年が完成予定となったよう。
つまり今から15年後に、サグラダ・ファミリアは完成するのです。
今は、その完成を目指して大型機械も使って工事中。
15年後に来たら、完成したサグラダファミリアが見られるんですよ~。
でも、15年後っていったら、70歳超えているよな。。
それに、すっごく混んでいるだろうしな。。
なんて、思いつつ、もう一度見上げたサクラダ・ファミリアです。
そして、その完成予想図を、ちょっとご披露しましょうね。
じゃじゃ~~ん、
こちらが、サグラダ・ファミリアの完成予想図です。
(2020年と書いてますが、2026年完成予定だそうですよ。)
ほ~~~、見事な美しさですね~。
完成時の塔は18本、その高さは最高170m。
バルセロナの高層ビルは、この高さを超えてはいけない事に
なっているそう。。建物の高さ制限は、京都と同じですね。
さて、すっかりガウディ建築のファンになってしまった私達ですが、
次は、ピカソ美術館へ行って、その後またガウディの造った公園へ行きます。
(スペイン旅行20 バルセロナ・ピカソ美術館・グエル公園へ続きます。)
9.24