京のたんぽぽ日記

夫婦共にリタイヤした後の生活を
大好きな旅行を中心に綴っていきます。

鹿児島のお墓参り

2024-06-25 22:55:00 | 日常日記

今度、私たち夫婦と弟とで
鹿児島のお墓参りに行くことになりました。

母、20年前の鹿児島お墓参り

鹿児島には、母の父(私にとってはおじいちゃん)
の実家のお墓があります。

母は、5人兄弟の上から3番目(上から4人が姉妹で末っ子が弟)。
今から20年前の2004年頃、兄弟皆が80歳前後になった時、
突然、兄弟5人で鹿児島へのお墓参りを始めました。
関西、関東、北陸からそれぞれ集まって。

なんでこの年で始めるの?とそれぞれの家族に心配されつつ、
年に一回、確か3回ほど、5人兄弟のお墓参りが続きました。
さすがに高齢もあって2006年で終わりになりましたけど。

母82歳誕生日 2007投稿

それから20年近く経って、今存命なのは上から2番目の
101歳のお姉ちゃんだけ、後はみんなあちらの世界です。
兄弟が集まって、きっとあちらの方が
わいわい賑やかでしょうね。

 

私の鹿児島お墓参り

母たちが鹿児島のお墓参りに行くまで、
その存在さえ知らなかった私ですが
2011年にその後のお墓のことが気になり
主人と鹿児島のお墓参りに出かけました。

そこで、鹿児島のお墓が、
まさかの無縁墓地扱いになりかけている事を知り
お花やさんに毎月のお掃除とお花を頼むことにしました。

九州旅行1 鹿児島お墓参り  2011.11

実は、お花やさんを通してその後
静岡の祖父の親戚と知り合うというハプニングもありました。

その方も鹿児島のお墓の危機を知って、
お墓の掃除とお花を毎月やって下さっているよう。
お互い生きている間は。。という事になるかもしれませんが
祖先を大切にしたいという気持ちは
きっと同じなのだと思います。

おじいちゃんたちも毎月2回綺麗なお花を活けてもらって
喜んでくれているだろうな~。

 

2013年には鹿児島のお墓参りに母を連れて行きました。
青空の広がる日で、綺麗な桜島を見ながらお墓参りができて
母もとても喜んでいました。

九州旅行③ 鹿児島 2013・9

この時は3人で指宿温泉にも行って砂風呂体験もしましたっけ。
母の楽しそうでちょっと熱そうな笑顔、今も覚えています。

 

今度は弟と鹿児島のお墓参りに行こう

その鹿児島のお墓参りに、
弟はまだ一度も行ったことがありません。

私が、鹿児島のお墓は目の前が桜島で綺麗やった~
と話すのを聞いていた弟は、
自分も一度行ってみたいと思っていたよう。


いつか一緒に行こうね~なんて言っていましたが

いつかでは行けなくなってしまう事に気づき、
今回思い切って弟を誘い出かけることに。

気が付かなかったけど、前に母と行ってから
10年以上も経っているんです。。

 

私たちも弟も持病があるし、それぞれ60代、70代。

行きたいところに行けて、やりたいことがやれる
健康寿命の期限もだんだん迫ってきますしね。

今、動ける間に少しでも動いておかないとという
おもいがだんだん強くなってきています。


雨が心配だけど。。

でも、今年は梅雨入りがかなり遅くなってしまい
正直お天気が心配なんですよね。。

せっかくだし、弟には綺麗な桜島をみせてあげたい。

大雨でなければいいか。。
くらいのゆるい気持ちを持ってとは思うけど、
でも、やっぱり曇りくらいではあってほしいと
思ってしまいます。

 

 

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毎年の百合の花

2024-06-22 11:50:00 | 日常日記

百合の花

今年も百合の花が咲きました。
3階のベランダに咲いています。

2014年、丹波の玉水百合園に行った時に
買ってきた百合の球根から育った花。

今年は10年目なんですよ。


 今までの百合の花
2022年も百合の花が咲きました。

 

百合の花は、主人が丹精込めて育てています。
私は綺麗やね~と眺めているだけ。

でも、5,6月になったらもうそろそろ咲くかなって
楽しみにしているんですよ。

昨年(2023年)は母を失くして寂しい日々が
ずっと続いていました。

しかも、私、昨年2月に玄関で転倒して怪我をしてしまい
数か月間、痛いおもいをしながらの杖生活を送っていました。

そんな時でも、いつもと同じように咲いた
百合の花の変わらない美しさと強さに癒されました。

でも。。

あぁ、この花を一緒にみて綺麗やね~と言える
母はもういないんや。。と
寂しさが込みあげてきたりもしましたけど。

 

紫陽花の花

そして、今年は裏庭に紫陽花の花も咲いています。

 

うす紫の可憐な紫陽花、可愛いな~。

現役のころは二人とも忙しく、
庭の花を楽しむ時間なんてほとんどなかったけど、

今は、少しずつ木や花を増やし、
裏庭がちょっとずつ庭らしくなっているのを
毎日楽しんでいます。

次はライトアップ? いや、燈籠か?
ししおどしは、やりすぎ?
好きなことを言いながらね。。

 

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最後の福袋

2024-06-18 20:45:39 | 日常日記

毎年年末に予約して新しい年になると福袋を買いに行く
お気に入りの洋服屋さんがありました。

1万円位の福袋に3万円分くらいの洋服が入っているんです。

セーター、カーディガンにスカーフや、
時にはアウターが入っているときもありました。

毎年毎年福袋を買うのが楽しみで、
クリスマス前頃には予約しないと~と思っていました。

でも、2022年の12月は福袋の事をすっかり忘れていました。

母の介護に加え、訪問医さんが来られたり、
デイケアの方がベッド用のテーブルなどを持ってきて下ったり、
ケアマネさんと今後の事を話し合ったり。。

そんな時、その洋服屋さんから電話が入りました。

「今年も福袋をやっていますよ~。
 今年はまだ予約されていない様ですが。。」

電話を受けながら、正直福袋どころではないと思いました。

「ちょっと母が倒れて、今年は無理なんです。。」

そう言って電話を切ったのですが、そのことを主人に話したら

「なんで? いつも楽しみにしている福袋やろ。
 頼んだらええやん。」と言ってくれました。

「え。。。そうなんや。。頼んだらええんか。。

母の介護の事でいっぱいいっぱいで気が張っている時、
主人にそう言ってもらえてちょっと気が楽になりました。

 

母に夕食を食べさせてあげているときに、

「いつもの福袋忘れてて今年はやめとこうかな
 って思ってたんやけど、やっぱり頼もうかな。 

 ○○さんが頼んだらええやんっていうてくれてん。」

と母に言ったら、母が突然引き出しから紙袋を出して
その中の1万円をちょっと震える手でつまみ出し、

「そら買いに行かな。。ほら、これで福袋買いにいっといで。」

と渡してくれたのです。

福袋代をもらったのは初めて。。
「え。。ええの。。?  ありがとう。。」

結局その時のお金が母からもらった最後のプレゼントになりました。
直後に母の体調が悪くなり、入院、そしてそのまま亡くなって。。
告別式、初七日。。

連絡だけ入れておいた福袋をお店に取りに行けたのは、
新しい年になってしばらくしてからのことでした。

 

その年の福袋の中にはしっくな色合いのセーター2枚と
私の好きな深い緑色のカッソートが1枚
それにたくさんのマスクが入っていました。↓

母に見せることができたとしたら、

「ええのが入っていたやん。よかったな~」と言ってくれるでしょうね。

 

大事に着ようと思います。母からの最期のプレゼントですからね。

ちなみに、このお店の福袋はこの年で終わり
この福袋がより一層思い出の最後の福袋となりました。

 

この1年半の間、更新がないのに訪ねて下さっていた方
本当にありがとうございます。

また、その間コメントも頂きありがとうございました。
優しいお気持ちに元気をもらいました。
ご心配おかけしましたがまた少しずつ更新していこうと
思っています。
お時間ある方、またコメントを頂けたら嬉しいです。

コメントは、非掲載にもできますのでその時はお伝えくださいね。

 

 

 

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1年半の時が過ぎて

2024-06-15 18:00:00 | 日常日記

長い間ご無沙汰してしまいました。

前回のブログが2022年12月13日、
あれから1年半の月日が経ってしまっています。

この間、次から次へと色々なことがあり、
ブログを書く事はもちろん、自分のブログを
開く気力さえおこらない日々を過ごしていました。
でも、最近になって、また、ほんの少しずつ思い出を
書いていこうかなと思うようになりました。

本当にぼちぼちですが、また、お付き合い頂けたらなと
思っています。よろしくお願いします。

 

母の他界

2022年の年末に母が突然他界しました。
クリスマスのチャームのブログを書いていた頃は
親切な人がいがるもんやね~!と母も感心していたのに。。

  クリスマスツリーのチャーム

あの後、母は家で転倒して大腿骨にひびが入り、
立ち上がれない日々が続いていました。

入院や手術は嫌だというし、(97歳だったので手術は無理でした。)
かかりつけ医さんに来てもらいながら家で介護をしていましたが、
だんだん痛くなるし全身状態も悪くなり、
家でクリスマスを過ごした後入院することに。

ちょうどコロナが猛威を奮っていた年末で入院自体が難しかったのですが、
かかりつけの先生と搬送先の病院との連携がうまくとれ、
なんとか入院することができました。
これで痛みだけでもましになると私はほっと。

入院はいや、痛いのもいや。。と言っていた母も
入院したら痛みが楽になるからねと私が言うと
うんと頷いて、ちょっと安心したような顔をしたのでした。

 

ところが。。

入院した次の日の夜、病院から電話が入り、
「母がお世話になっております。。」と言おうとしたら
「お母様の心臓がもう止まりそうなんです。。」と。

信じられない思いで私たち夫婦や弟夫婦が駆け付けたあと、
その夜そのまま静かに母は臨終を迎えました。

年末年始を病院で過ごした後、体制を整えて
母の希望通り家での介護に切り替えようと
ケアマネさんたちと話し合っていたのに。。

あまりにも突然の事に何が何だかわからない日々でした。

 

あと20日ほどで98歳の誕生日を迎えるはずだった母、
周りの方達からは大往生ですねと言って頂き、

ケアマネさんは、自宅介護でご本人は痛みが辛く、
ご家族も毎日の介護でどんどん疲弊される姿を見てきているので、
お母様はある意味お見事でしたねと
目を真っ赤にしながら言って下さいました。

入院はいや、痛いのもいや。。と言っていた母の言葉通り
入院もたった一日だけ、痛みもあっというまになくなって。。
本当にそうなのかもしれません。


家での介護は母にとって痛い日々の連続で
苦しみがずっと続くのだから、
希望通り一番楽に父のもとにいけたのだと
私もよくよく分かっているのですが、


それでも、前日まで一緒に暮らし、
ともに話したり笑ったりしていた
母が突然いなくなった寂しさは
予想をはるかに上まわるものでした。

お見事、そう、本当にお見事、
私だって見習いたいよ。

でもね、ちょっとお見事すぎるよ、お母さん。。

 

 

 

 

最後までお付き合い頂き
ありがとうございました。

たんぽぽのお花
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