山陰蟹旅行5 玉造温泉出雲界朝食~出雲大社へ
の続きです。
山陰蟹旅行1 境港・玉造温泉出雲界さんへ
山陰蟹旅行2 玉造温泉 界 出雲
山陰蟹旅行3 玉造温泉街とお茶席
山陰蟹旅行4 出雲界 蟹づくし会席
山陰蟹旅行5 玉造温泉出雲界朝食~出雲大社へ
山陰蟹旅行6 出雲大社(いずもおおやしろ)
山陰蟹旅行7 帰りの雪道
2022年1月13日
出雲大社(いずもおおやしろ)
いよいよやってきました、出雲大社です。
出雲大社の分院は、北海道から九州まで日本全国にありますが、
(京都にも亀岡に出雲大社京都分院があります。)
それは、いずれも「いずもたいしゃ」と呼びます。
でも、島根県の出雲大社だけは「いずもおおやしろ」と
呼ぶのだそうです。知らなかったな~。
出雲の国は、神の国・神話の国として知られています。
その中心が大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)を
お祀りするこの出雲大社なんですよ。
神無月(かんなづき)と神在月(かみありづき)
旧暦で、和風月名(わふうげつめい)と呼ばれる月の
呼び方をしますよね。
1月睦月(むつき) 2月如月(きさらぎ)。。という
学校でも習った呼び方です。
10月を神無月(かんなづき)と呼ぶのは誰も知っていますが
(旧暦なので、実際は11月ごろ)
島根県・出雲地方では古くから10月を神在月(かみありづき)と
呼んでいるのだそうです。
10月には全国の八百万(やおよろず)の神々が出雲大社に集まり、
人が計り知ることのできない「神事」が話し合われるのだそうです。
だから、出雲以外は神無月、出雲は神在月なんですね。
面白いですよね~。
縁結びの神様大国主大神
出雲大社の大国主大神は、あらゆる縁や運命を司る神。
全国から集まった神様たちが話し合いの中、
誰と誰を夫婦(めおと)にするか。。
大国主大神に縁組を相談するという事で
島根県の出雲大社は、日本一の縁結びの神社といわれている
のだそうです。
この“縁”は男女の縁だけではなく、全ての人たちが
共に豊かに栄えていくための貴い結びつきの事で、
目に見えない色々なご縁を結んで下さっているのが
大国主大神様なのです。
出雲大社詣り
車を駐車場に止めて出雲大社のお詣りに行きます。
こちらは出雲大社の境内図。
出雲大社には、石・木・鉄・銅の4つの
材質の異なる鳥居があり、
本来は一の石の鳥居からくぐって行くらしいのですが
私達は駐車場から近道を行き四の銅の鳥居から。
正直そのことを知らなかったのです。
知っていたら遠回りして二の木の鳥居から入っていったのに。。
銅の鳥居
という事で、ちょっとはしょって、
まずは手水舎で手を洗い、銅の鳥居をくぐります。
一礼をして銅の鳥居の端を通りましたよ。
この銅の鳥居は、神域を邪気から守る為の鳥居だそうです。
銅の鳥居のちょうど人の手が触れる辺りの色が光ってます。
これは、触ると金運が上がると言われているので
皆が触って行く為だそうです。
私もちょっと触っておきました。
年金生活なので、金運とはあんまり関係ないんだけど。。
神馬・神牛像(しんめしんぎゅうぞう)
銅の鳥居をくぐると、すぐ左手にある神馬・神牛像。
それぞれが神様の乗り物とされていて、
神馬は子宝安産にご利益があるとされています。
鼻をさするといいみたいで、お鼻が光ってました。
新牛は学力向上のご利益があります。
こちらも頭から鼻をさするといいみたいで、
鼻がピカピカでしたよ。
拝殿
松の木の向こうに拝殿が見えています。
拝殿は、御本殿の手前にある、参拝者の拝礼のための社殿です。
拝殿では、参拝者の御祈祷やさまざまな奉納行事が
執り行われるそうですよ。
私達もここでお参りを。
普通の神社の参拝は「二礼、二拍手、一礼」ですが、
出雲大社は他の神社とは異なり、「二礼、四拍手、一礼」
初め、四拍手される方が多いので,
あれ。。なぜ四拍手って思ったら、
「二礼、四拍手、一礼」と書いてありました。
それで、私達ももちろん二礼、四拍手、一礼。
45年経って、ようやくお礼詣りですね。
大きなしめ縄飾りがかかっていますが、
これは、テレビなどでよく映っている大しめ縄ではありません。
もっと大きいのが神楽殿にありますよ。
二礼、四拍手、一礼の訳
「二礼、四拍手、一礼」についてですが、
気になって後日、四拍手する理由を調べてみました。
出雲大社では、年に1度5月14日の例祭(勅祭)では、
8拍手をするそうです。
数字の「8」は古くより無限∞の数を意味し、
8拍手は神様に対し限りない拍手をもってお讃えする作法なのだそう。
ただし、これは、年に一度だけ。それ以外は半分の4拍手で
神様をお讃えするということでした。
なるほどそれで4拍手なのね~。
本殿
本殿は、出雲大社のご祭神「オオクニヌシノオオカミ」の御神体が
祀られている場所です。
出雲大社の本殿は「二つと同じ物がない壮大な神殿」と
称えられるほどの大きさなのだそうですが、
中に入ることはできません。
八足門(やつあしもん)
拝殿の裏、本殿前にある瑞垣(みずがき)の門を八足門と呼び、
正月の三ヶ日に限りこの門が開かれ、
その先の楼門前で参拝することができるそうです。
4本の親柱の前後にそれぞれ4本の控え柱を設けた一重の門で
やつあしの門というそうです。
本日は、これ以上中には入れません。
ここで、やはり「二礼、四拍手、一礼」でお参りです。
本来なら時計と反対周りに本殿周囲をぐるっとお参りしながら
周るらしいのですが、
これから京都に帰らないといけないし、お天気も気になるので
お参りはここまでです。
御朱印とおみくじとお守り
主人は御朱印所で御朱印をもらいました。
社務所で、二人でおみくじを引いて、
打ちでの小槌のお守りを3つ買いました。
それから、姪っ子達に縁結びのお守りも。
神様たちの会議で、いいご縁がもらえますように。
神楽殿(かぐらでん)へ
拝殿とその後ろの本殿を後にして、神楽殿へ向かいます。
拝殿本殿に向かって左側方向に神楽殿があります。
素鷲(そが)川に架かる素鷲橋を渡るとすぐですよ。
神楽殿・大しめ縄
出雲大社の神楽殿にやってきました。
テレビでよく映る大しめ縄はこのしめ縄ですよ。
しめ縄(注連縄)には、神様をまつるのにふさわしい
神聖な場所であることを示すという意味があります。
しめ縄が神の領域と現世を隔てる結界となり、
その中に不浄なものが入らないようにする役目を果たすそうです。
先ほどの拝殿のしめ縄の長さが6.5メートル、重さ1トン
に対して、
この大注連縄(おおしめ縄)は長さ約13,5メートル、
重さ5トンもあるそうです。
真下から見るとすごい迫力です。
出雲大社のしめ縄の綯(な)い方
出雲大社のしめ縄は、他の神社のしめ縄と縄の綯い方(張り方)が
反対なのだそうです。
普通、神様に向かって右方を上位、左方を下位とし、
一般的神社では上位の右方が綯い(ない・縄をなう)始めで太く
左方を綯い終りで細い張り方となっていますが、
出雲大社では古来より、神様に向かって左方を上位、
右方を下位としていたため、
向かって左方の上位が綯い始めで太く、
右方の下位が綯い終りで細くなっているそうです。
なるほど、向かって右上が細くなっていますね。
お参りとお賽銭
ここも、やはり「二礼、四拍手、一礼」でお参りです。
その前にお賽銭をお賽銭箱に入れました。
お賽銭を投げて、しめ縄に刺さると縁起が良い・・・
なんていう、まことしやかな噂があるそうですが、
これは神様に対して大変失礼にあたるそうです。
せっかくいいご縁を祈願してここまで来て
神様のご機嫌をそこねたら大変。
お賽銭は心身の穢れ(けがれ)をはらう物なので、
静かに賽銭箱に入れるのが大切なのだそうですよ。
神楽殿前のお土産屋さん
神楽殿前のお土産屋さんでお土産を買いました。
だんだんTシャツ
2008年の連続テレビ小説に「だんだん」がありました。
別々に育った双子(マナカナ)が縁結びの地・出雲大社で
出会って。。というお話でしたが、
そのタイトルの「だんだん」は出雲弁で感謝を表す言葉
「ありがとう」だそうです。
だんだんTシャツは買わなかったんですけどね。
コロナの影響か、おみやげセンターはお休みでした。
出雲そばのお店もありました。
この時はお腹が空いてなかったので食べなかったのですが
ちょっとでも食べておけばよかったな。。なんて今は思っています。
さて、さ~っと周った出雲大社。
今日は、これから山陰道を走り境港にもう一度行き
そのまま元来た道のルートで京都に帰ります。
雪、大丈夫かな。。
山陰旅行7 帰りの雪道へ続きます。
最後までお付き合い頂き
ありがとうございました。
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