今日11月13日の毎日新聞に紹介されていた初代駐日公使オールコックが帰国後書いた本によると当時の日本は①子供の天国で②家の中丸見えののどかな国であったようだ。
どこの路地も遊び興ずる子供で溢れ女ばかりか男も大勢子守りに夢中だったといいます。
そして、夏にでもなればどの家も雨戸も障子戸も開け広げて外から家の中が丸見えで、昼寝をしている人から食卓を囲んで食事をしている家族や食事のおかずまでよく見え、隠そうという意識がなく、職人の家では主人がふんどし一本で桶を造っていたり鍋の修理をしていたりしていたといいます。つまり、プライバシーと云う意識はまるでなくご近所様には、
全部知っておいていただくという考えだったようです。其れからおよそ100年、
随分遠くへ来たものです、そして向かった方向はこれでよかったのか今一度考えてみるのもよいのでないでしょうか。児童虐待やら、近所の助け合いゼロの砂漠のような都会生活が、
憧れの文明国家だったでしょうか。御粗末彩重氏としてはアメリカの後追いだけはもうやめようという感じです。(T)