数日前、中日新聞の一面にススキの野原と夕日を眺める人々の写真が載り、良い写真であると思った。何処で撮られたれたかは見落とした。
ススキの野原を見るとすぐおもいだすことがある。以前、兄弟夫婦3組で数年に1回ずつ旅行することになった。理由や誰が云い出したかは忘れてしまった。蓼科高原、箱根、奥湯河原 蒲郡などへ行った。
箱根の時は、妹夫婦が計画し芦ノ湖湖畔の有名なホテルに宿泊した。この系列のホテルは4か所ぐらいしか泊まったことがないが、その中でもとくに有名なホテルと云うことで期待していた。外観のデザインは確かにモダンで人目を引くが内部はそれほどでもなく落ち着きがあり、歴史を感じさせる雰囲気が漂っていた。一番期待した野天風呂は全然風情がなく惜しい気がした。 北海道の超有名なホテルでも同じような感想を持ったので、ホテルの野天風呂に風情をという私の方が間違っているのかもしれない。意外であったのは紅葉シーズンであったにもかかわらず観光客が少ないことであった。おかげでのんびりと過ごすことができたが。
兄夫婦は用事があるとかで早めに帰った。残りは確か大涌谷へ行って景色を眺めながら温泉卵を食べたと思う。
我々夫婦はこの計画に仙石原でもう1泊追加しススキの野原を散策したのだ。紅葉と広いススキ野、大好きな硫黄泉申し分のない旅のように思えるがその時1泊追加したのは理由がある。私が50代にも関わらず腰痛で悩んでいたからだ。その後、旅行は自然消滅し15年たった。私の腰痛は治ったが、義妹はその後60代で世を去り我々は予想外の病気にかかり旅行にはとてもいけそうにない身になってしまった。代わりにテレビの旅番組を楽しんでいる。(E)
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木曽川河川敷のススキ。