鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1140回】 経営者の想いに応えているか?

2014年02月13日 | 住宅コンサルタントとして
毎年、社員さん全員を連れて、海外に行かれているクライアント様があります。

もの凄く経費が掛かりますし、準備も大変です。

社員さん全員とありますが、目標を達成した社員さんだけでなく、
結果を出すことが出来なかった社員さんでも、全員、連れていかれるのです。

このブログを読んで下さっている皆さんがその会社の社員さんであったなら、
社長のその気持ちに何としても応えたいと思っていると思います。

もちろん、社長の気持ちを意気に感じ、メチャメチャ頑張っているスタッフさんも多々、おられます。

しかしながら、中には毎年、海外に行けることを当たり前だと思っているのではないか、
と感じてしまうような方も、残念ながらおられます(←あくまで私の主観ですが・・・)。

心の狭い私は、

「全員にこだわらなくてもいいのではないですか?」
「頑張った方だけをお連れする、というのはどうですか?」

と提言しました。

その言葉に対し、クライアント様の社長は

「ウチはそういう会社じゃ、ないんです」

とキッパリとおっしゃいました。

我が社の社員さんは、みんな仲間。
みんな大事で順位づけなどしたくない。
と心の底から思っている社長に、私は本当に感動しました。
と同時に、浅はかな提案をした自分が恥ずかしい、とも思いました。

こういう経営者の想いに、何としても応えたいですよね?

このお仕事をさせていただいていますと、
クライアント様の経営者が心の底から思っていることが、
私個人の価値観や考えと異なるケースも、もちろんあります。

でも、経営者が社員さんのため、お客様のため、地域社会のため、という利他の精神で
やりたいことがあるのであれば、個人的には非常に心を打たれます。

そして、何とかそれをうまく成就させるにはどうしたらよいか、
ということを自分なりにひたすら考えます。

社員さんを大事に考えておられる経営者様のお役に立てるよう、
個人的にもっと力をつけていきたいです。

と同時に、経営者の想いに応えようと頑張っていない社員さんを見ると、
残念な気持ちになってしまいます。

経営者の想いにしっかりと応えられる仕事をしていきたいですね。
コメント
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