鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1138回】 各プロセスに分解して、1つにフォーカスして改善を繰り返す

2014年02月11日 | 住宅コンサルタントとして
企業の業績を高めようとするのであれば、方法としては

・売上を上げる
・利益率を上げる
・販管費を下げる

の3つが挙げられるかと思います。

そして利益率を上げるのであれば、

・利益が取れる商品を売る
・利益率が低い業者さんとの取引をやめる
・適正利益で買っていただける取引先を新規開拓する

などの方策を立て、実行していくのです。

利益が取れる商品を売るために、

・現状の仕入先に納入価格ダウンの交渉をする
・新たな仕入先を開拓する
・今、自社が扱っている以外の商材で、需要がありそうでかつ利益が取れる商品を探して仕入れる

という方策を立てることが出来るでしょう。

このように、「会社の業績を上げる」→「利益率を上げる」→「利益が取れる商品を売る」
→新たな仕入先を開拓する」というように、ドンドンプロセスを分解していくのです。

そして、その1つの方策を徹底してやり切るのです。
もちろん、改善を繰り返しながら、です。

1つの理想的な結果を出したいと思うのであれば、
それを実現するために何をすればいいのかを分解していき、
いろんな方策の中で最も効果が出そうな方策1つに特化し、
徹底してやり切ることがとても重要だと思います。

先日も、とあるクライアント様のウレタン施工の時間短縮について
打ち合わせをさせていただいておりました。

施工時間を短縮するには、現場乗り込みから最後の清掃までの各プロセスを分解します。
そしてそれぞれの工程ごとに、目標となる時間を設定するのです。

各工程の中で、最も時間短縮効果の見込める効果を1つピックアップし、
その工程を設定時間で終わらせるために何を改善するのかをさまざまな角度で検証するのです。

私、当然ながらウレタンを施工したことはありませんが、
スタッフさんにいろんな角度から質問を投げかけると、さまざまな改善のヒントが得られます。

1つの工程を徹底的に見直し、改善することで、他の工程にも波及効果が必ず出てくるようになるのです。

こういう思考、分析が出来るようになると、仕事の結果を狙って出せるようになります。
そこを目指していきたいですね。
コメント
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