goo blog サービス終了のお知らせ 

鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1560回】 お客様の目線

2015年04月09日 | 住宅コンサルタントとして
多くのお客様にとって、土地を買うのは一生に一度のことです。

購買頻度が高いモノ、例えば食品や日用品であれば、
購買を繰り返す中でお客様自身に判断な基準ができます。

「このキャベツ、鮮度がイマイチだから買わない方がいい」
「今日の豚肉はいつもより安いのでたくさん買っておこう」

などなど、お客様に判断基準があるから、自分で決断できるのです。

しかしながら、土地や住宅を買うことは大半の方は経験が無いため、
この物件は買いなのかどうか、判断ができない方が大半です。

実際、私も1年ちょっと前に土地を買いましたが、
明らかに相場より高かったこともあり、本当に買っていいものか悩みました。

住宅や不動産を扱うビジネスパーソンは、
そうしたお客様のことをよく理解して、接すべきだと個人的に思います。

判断基準が無いお客様にその価値をお伝えする上で有効なのが、
相対的に説明することです。

例えば、このエリアの土地の相場はこうだけど、この物件はこれだけお得、という視点。
このエリアでは、一般的にもっと大きな土地しか出てこなくて、
なかなか予算内に収まらないお客様ばかりなのに、ちょうど良い大きさの土地でしょ!
というような大きさの視点。
その他にも立地や前面道路、高低差、地型、日当たり、周辺環境などいろいろとありますが、
大事なポイントは相対的な価値訴求ができるか、ということです。

判断基準がお客様にはありませんから・・・。

相対的に説明する。
皆さんはできていますか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする