コストを削減することは、
経営をやっていく上でとても重要です。
でも、コストを削減することと、せこいことは、意味が異なります。
コストを削減するということは、無駄を無くすことであったり、
お客様や取引先、従業員さんに支障が無い部分で
より安いものに変えていくということです。
しかしながら、せこい、ケチというのは、
これはケチったらだめだろう、という部分ですら、
より安い業者さんに依頼するのです。
例えば、一流の技術を持った人、
クオリティの高いモノを納品できる人には、
それなりのフィーを支払わなければならない、という道理が
せこい人は分かっていないのですね。
だから、一流のクリエイターがつくったものに似せて作っても、
猿真似の出来にしかならず、成果につながらないのです。
コスト削減の発想で仕事をする人は、
自分たちのことだけでなく、会社や同僚、
発注先や情報提供先など全ての人のことを考えて行動できる。
だから、いろんな人が応援してくれ、情報もドンドン入ってくる。
一方、せこい発想でしか仕事ができない人は、
自分たちのことだけしか考えて行動しないので、
最終的に一緒に仕事をしたくなくなる人が続出し、
クオリティーが低く、暇な人しか依頼を受けてくれなくなるのです。
結果、考え方がせこい人は、誰も応援してくれない。
最終的に、運気が上昇しない。
得していると思っているのは、本人だけだったりするのです。
仕事の基本は、困ったときに助けてくれる人、
有益な情報を定期的に届けてくれる人など、
応援してくれる人を多くつくっていくことです。
そのためには、いろんな人の立場を理解でき、
自分がもらうばかりでなく、人に与えられる人にならなければなりません。
自社はいろんな方から応援してもらえる会社になっているでしょうか?