鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3032回】 思想と人間力、組織力で差がつく時代になる

2019年04月19日 | 住宅コンサルタントとして

ここのところ、全国のいろんな住宅会社のことを調べております。

 

オッサンの感性でしか経営できない住宅会社。

モノベースでしか考えられない経営者が経営する住宅会社。

大手ハウスメーカーやFC本部。

不動産屋っぽい色が強い、経営者に品が無い住宅会社。

この辺りの会社は、もう淘汰されていくだけなので興味はありません。

 

それよりも地域で20棟~100棟超を1~複数店舗でやっている、

お洒落で洗練された住宅を雰囲気の良いスタッフでつくっている住宅会社。

 

こういう会社がどう考えてもここ10年くらいで伸びています。

(10年くらい前にカリスマ経営者風にトップが前面に出ていた会社は、

今のお客様にはあまり支持されなくなっています)

 

おそらくトップに感性があって、

今の時代のお客様が何をお求めか、よく分かっていて、

顧客のニーズに合わせて自社を変革してこられたのでしょう。

 

こういう感性がトップにありますから、

HPは洗練されていますし、何より写真もイケています。

 

こういう洗練された会社が同じエリアに3社、4社と増えていく中で、

今後、全国的にはこの高いレベルの住宅会社同士で

競合が増えていくでしょう。

 

そこを見据えて、私自身はクライアント様に提案していかなくてはなりません。

 

個人的に思うのは、商品では差がつかなくなってくる。

大切なのは、その会社の思想であり、

その思想を実現するための人づくりであると思います。

 

そして成長し、人が増えていくと、

考え方や行動がバラバラになりがちなので、

組織を一体化し、考え方や行動の基準を統一していくための

組織力がとても重要になってくると感じています。

 

ですからここ最近、こうした話ばかりをクライアント様にしております。

 

マネジメントの提案は、マーケティングの提案に比べると地味であり、

上っ面のノウハウ大好きな薄い経営者にはつまらないと思います。

 

でもこれからの時代、そこが間違いなく重要になってくる。

 

ですから、地味ではありますが、しっかりとご提案してやっていきたいと思います。

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