鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第5107回】 経営の基本の確認を徹底します

2024年12月23日 | 住宅コンサルタントとして
クライアント様の社長から、
信じられない現実を教えていただきました。

というのは、おそらく住宅会社の経営者の中には、
自社の損益分岐や年間の販管費、
更にはBSやPL、キャッシュフローのことを
分かっていない方が結構多い、ということを
具体的に教えていただいたからです。

更には決算のことすら理解できていないで
経営者になられた方も実は結構多い、
ということも教えていただきました。

いやいや、決算の数字は狙って出すものです。

住宅会社の場合、売上高敬洋利益率は最低でも5%。

そして社員さん一人当たりの粗利益額は
1200万以上を超えるよう、
各部署の目標設定や業務の無駄を見直していくなど、
生産性を高めることをやっていくのです。

ざっくり言うと、ただ契約をたくさんいただければ、
決算が良くなる、と思っている経営者すらいるそうです。

いやいや、ちょっと衝撃でした。

私、会計の専門ではないですが、
経営の基本についての最低限の知識習得は
経営者にとってマストです。

経営の目的は何か?
なぜ良い決算を出し続けなくてはならないか?
住宅会社の決算に対する考え方とは?
BSとPLの関係とは?
事業契約の組み方とか?などなど

ちょっと年明けから、各クライアント様に対し、
当たり前のことを確認させていただきたいと思っています。

穴の開いたバケツで水をどれだけすくっても、
水が全くたまらないように、
経営の基本を知らないと、受注をどれだけ獲得しても
水(=利益)が残らないのです。

まずは基本をおさえていきましょう。
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