鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第996回】 ラクをし過ぎていると、必ずツケが回ってくる

2013年09月22日 | 住宅コンサルタントとして
住宅業界にはいろんな方がおられますので、一概には言えませんが、
個人的な感想として、景気の良い時代に現場監督をしていた方の大半は、
今の時代、クソの役にも立たないと感じています(←あくまで、個人的な感想です)。

特に、ゼネコンで監督をしていたオッサンに多いのですが、もう勘違いしまくっている感じです。

役所工事などに関しては、現場の監督が絶対的地位だったそうで、
自分のミスは棚に上げ、とにかく業者さんをアゴでこき使い、自分のミスのしりぬぐいもして当たり前。
現場監督としての基本的な安全管理・品質管理・工程管理・予算管理などは全く出来ていなく、
とにかく業者さんの手配だけをやっているような人が多いなぁ、と感じます。

監督ではなく、単なる「手配屋」って感じです。

でも、こういうラクをしてのほほんと生きてきたオッサンの居場所が無くなってきています。
当然と言えば、当然ですよね。

家づくりをしようとされているお客様の気持ちに全然対応が出来ていないのです。

昔の感覚のまま仕事をしていて、今のお客様を見ていないのです。
お客様よりも、自分の過去の経験を見ている感じなのですね。

そして何よりも、家づくりというお客様にとって人生最大のお買い物に携わるという、
極めて責任の重い仕事に携わっているという自覚が無いのです。

だから、報告連絡相談が無い。
お客様がどう思っているか、ということよりも自分の考えでしか、判断しない。
同じようなミスを何回も繰り返すのです。

努力や配慮が足りないのです。
ラクをし過ぎているのです。

当然、こういうオッサンがどの企業でも必要なくなるのは、自然の摂理ですよね。

人間、常に苦労して、頭に汗をかいて、懸命に仕事をしていることが当たり前で、
その苦労の中から進化し、成長して、お客様のニーズに適応していくのです。

ラクしかしていなければ、そのツケは必ず回ってくるのです。
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