昨日は、弊社のクライアント様の中で、
来場からの成約率がナンバー1の
注文住宅会社の営業責任者(役員)の方と
打合せをさせていただいておりました。
その役員さん個人の成績でいうと、
来場からの成約率は、
50%を優に超えています。
すなわち、周囲の方からすれば、
100発100中の契約率に見えるのですね。
役員として、営業だけでなく、
今期や来期の着工や工程管理、
利益改善や品質の向上、
部下の同席や育成など、
猛烈な仕事をやっているのにも関わらず、
1月~5月中旬までに13棟の契約、
更にまだまだ見込み度の高いお客様と
商談を重ねている、とのこと。
注文住宅の営業マンで打率が50%以上、
そして年間30棟前後の契約というと、
おそらく今の日本のトップレベルだと思います。
その高成約のポイントは何か、
ということをヒヤリングさせていただいておりました。
その役員さんから複数のキーワードが出てきましたが、
最大のポイントは、
「親身にお客様の対応をする」
ということでした。
とにかく、お客様の話を聴く。
お客様の要望や今の住まいの不満に、
トコトン共感する。
お客様がおっしゃったことに対し、
自分自身も似た体験をしていたとしたら、
そのことを話して親近感を感じていただく。
もちろん、自己開示も非常に上手。
だからお客様は気持ちよくなって、
この役員さんと会うのが楽しみになるのでしょう。
そしてお客様からよく耳にするのは、
その地域のナンバー1店に訪問すると
とにかく営業マンがマニュアル一辺倒のトークをしてきて、
お客様の話を引き出さない、
もちろん親身に対応してくれない、
ゆえにこの地域ナンバー1の会社に行った後、
自社に来てくれたお客様は100%決まる、
とおっしゃっていました。
このエピソードに、
今のお客様が求めていることが集約されていますね。
話が長い営業マン。
お客様に気もち良く話をしてもらっていない営業マン。
共感力が弱い営業マン。
先生のように、いろんなことを教えたがる営業マン。
こういう営業マンの成約率が低いのです。