メチャお腹が空いていたので、
羽田空港のリンガーハットに入って
皿うどんを頼んだのですが、
私のオーダーだけ見事に忘れられていて、
結局皿うどんを食べられなかった、鬼山です(涙)。
さて昨日、お伺いしていたクライアント様で、
若い営業さんに、
「なぜこの仕事をしているんですか?」
と質問をさせていただいたところ、
・自分が小さい頃、親が家を建てた
・建てた家が欠陥住宅で、雨漏れが頻繁に起こる
・都度、修理してもらっても、完璧に雨漏れが止まらない
・家を建てたことを両親が後悔している
・そんな体験を他のご家族にしてもらいたくない思いが昔からあった
・なので住宅営業マンになった
という回答が返ってきました。
それ、メチャお客様に刺さるストーリーなのに、
何とお客様はおろか、同僚のスタッフさんにも言ったことが無い、
とのことでした。
何という宝の持ち腐れ!
お客様が求めていない商品の説明など、
売込みくさいトークはお客様に受け入れてもらえませんが、
こういうストーリーは、お客様の心に届きます。
なので、自分がなぜ今、この仕事をしているのか、
ということは、どの職種の方でも言えるように
なっていた方が良いでしょう。
また、会社のミッションなどに関しても、
理由(ストーリー)をお客様に伝えられるようにしておくことは、
非常に重要かと思います。
創業した当初は、
とにかく目の前の注文をこなしたり、
資金を回したりするので目いっぱいで、
明確な理念やミッションを掲げる余裕など
ないケースも多いでしょう。
もしくは先代や先々代から受け継いだ場合、
先代、先々代がこうしたものを設定していなかったり、
社員さんやお客様にとても受け入れられるものではない、
ということもあるでしょう。
その場合、新たに理念やミッションをつくる必要がある訳ですが、
それは全て後付けになってしまいます。
でも、それでも良いのです。
我が社の理念はなぜこうなったのか?
我が社のミッションがこうなった理由は?
こうした理由が、
お客様や社員さんの心に届き、
人を動かすのです。