鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3222回】 合わないお客様こそ、自身を成長させてくれる

2019年10月26日 | 住宅コンサルタントとして

価値観が合う。

相性もバッチリ。

こういう方が同僚だったり、お客様だったりすると、

本当に仕事は楽しくなります。

 

住宅の営業マンの場合、

本当に相性が合うお客様には誰しも、

トコトンお尽くししたいと思うでしょうし、

感情移入しまくりでしょうし、

そういうお客様とは長いお付き合いになっていくでしょう。

 

でも、価値観や相性が合う方しか自分の周囲にいなくなったとしたら、

それはそれで危険なことではないか、と個人的に思います。

 

価値観が合うお客様は、

こちらが伝え方を工夫しなくとも、

こちらの伝えたいことを理解して下さいますし、

逆にそれほど工夫しなくとも、相手のことも理解できる。

 

仕事を一緒にしていて心地良いがゆえ、

現状から何かを変えなくてはならない、

という気持ちが起こりにくいのです。

 

これが価値観、相性が合わないお客様の場合、

こちらが伝えたいことがなぜか違う受け取られ方をすることもあるでしょう。

 

商談の途中でAとBの選択肢を提示して、

当然Aを選んで下さるだろうと思っていたら、

見事にBを選ばれるケースもあるでしょう。

 

自分が良いと思って提案したことを

思いっきり否定されることもあるでしょう。

 

もうやることなすことが、うまく進まない。

 

でも、こういうお客様に

何とか伝えたいことを伝えようと努力したり、

提案の仕方を工夫したり、

喜んでいただこうと汗をかくことが

結局、自分の成長につながるような気がするのです。

 

過去にうまくいったやり方が通用しない。

これまでの経験が全く活かされない。

 

こういうお客様から逃げないで、

トコトン最後までやり尽くすことがビジネスでは大切だよな、

と個人的に思っています。

 

そしてこういうお客様のおかげで、

自分が大好きなお客様のことをもっと好きになれたり、

ご縁をいただけていることに感謝の気持ちを持てるようになるのです。

 

合わないお客様を避けたり、距離を取ったりしていませんか?


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