鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4295回】 この12月から、大変なことになる

2022年10月03日 | 住宅コンサルタントとして

日本は戦後、本当に平和で、

水に困らない環境なので、

危機意識を持って生きている人って

メチャ少ないよなぁ、と個人的に思っています。

 

ただ、世界的に見ると、

世界各国は今、大変な状況となっています。

 

その最大の要因はロシアにあるのですが・・・。

 

まあこの状況にサプライチェーンや物流が適応したり、

各国の電気の生産コストが下がれば、

それほど大変なことは長くは続かないと思いますが、

それは誰にも予測がつきません。

 

世界を揺るがしている一つの大きな問題は、

電気代の高騰です。

 

北欧などでは、1年前と比較して、

倍くらいに電気代が上がっている国もあるのです。

 

スウェーデンとかだと冬の電気代が

一般的な家計で10万円を楽に超えているのですが、

それがまた今年の冬、更に上がる気配だったりするそうです。

 

日本でも、電気の発電コストが円安+石油高により、

相当コストUP分となっていましたが、

各電力会社が売電価格に反映させたい部分を

上限を政府に設定され、価格転嫁できなかったのです。

 

その上限が撤廃され、この12月の支払い分から、

猛烈に日本も電気代が上がるのです。

 

ドイツが原発停止を先延ばししたり、

各国が原発を再稼働させるなど、

エネルギーを巡って、理想と現実の狭間で

各国は難しい決断をしていかなくてはなりませんが、

それは日本も同じ。

 

この電気代上昇とか、エネルギー問題とか、

少子化のこととかを本当はメディアにガンガン流して欲しいのですが

相も変わらず芸能人の不倫や政治家の不祥事などを

ガンガン流している、頭の悪さ。

 

一般的な家庭で言うと、

今年の12月、来年1月の電気代は、

昨年同月と比べると、おそらく倍か、

それ以上になることが予測されます。

 

パンや麺、油の価格が上がった、ということは

たくさん報道してくれていますが、

値上がり幅で言うと一般家計に与えるインパクトは、

食品や日用品の上昇の比較にならないくらい、大きい。

 

特に北海道や東北に住む方からすれば、

本当に1か月の電気代が2万とか3万、昨年より上がる。

 

月に5万とか6万の請求が来てしまうのです。

 

この高騰する電気代に対する最適解を

住宅業界で仕事をする我々は、

追求していかなくてはならないのです。

 

また、社会保険や光熱費、ガソリン代など、

物価が上昇することで、

企業が負担する費用がかなり大きくなっています。

 

経営者はそのことを踏まえて

価格や利益に対する会社の考え方を

明確にした方が良いでしょう。


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