鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第398回】 人に関心を持つ

2012年02月02日 | 住宅コンサルタントとして
昨日はコンサルティング終了後、クライアントの社長ご夫婦と一緒に、
イタリアンレストランで食事をご一緒させていただいておりました。

もう、本当に楽しい時間を過ごすことが出来ました。
ありがとうございました!(←ってこの場で御礼)

連れて行ってもらったお店は、もう本当にオシャレで、
中のテーブルやインテリアもとっても素敵でした。
豪華なモノは飾っていないのですが、コーディネートがとにかく素敵。

料理はもちろん文句なしに美味しかったです。
大体、お店がキレイで、インテリアのコーディネートセンスが素晴らしいお店は、
そもそも気が利くし感性も豊かですから、味もおいしい場合がほとんどです。

でも、一番素敵だったのは、お店のホールスタッフの方でした。
このイタリアンレストランは、ご夫婦で経営されているようで、
ご主人がシェフで、奥様がホールを仕切っているパターンです。

とにかく笑顔が素敵。
お洒落でセンスがいい。
で、メニューの説明をしてくれるのですが、その説明を聞いているだけでワクワクするし、
「何でこの人、若いのにこんなに料理とか素材に詳しいねん???」
というくらい、各素材の産地や特長を上手に説明して下さるのです。

個人的によく利用する、銀座のダズル(伝説のサービスマンと言われている新川義弘さんのお店)
というレストランのスタッフよりもそのホスピタリティーは上だと感じました。

私は感動すると同時に、

「なぜこの人はこんなに料理の素材のこと、こんなに詳しいねん???シェフでもないのに・・・」
「夫婦で経営しているって言ってたけど、どうやってこの夫婦は一緒になったんだろう?」

と、根掘り葉掘り訊いてしまいました。

そして、お2人の馴れ初めのストーリーや、なぜ料理に詳しいのか、ということも
いろいろと教えてもらいました。

そして近々、お店を移転するそうなのですが、その移転の理由も当然ながら知りたくて、
「何でなんですか?」「移転した後、このオシャレなお店はどうするんですか?」と
訊きまくっていました(←大阪のおばちゃんかっ!)。

とにかく、素敵なお店や素敵な人に出会うと、私はいろいろと知りたくなるのです。
そして、もし何か、自分がこのお店のお役に立てるのなら、
微力ながらお力になりたいと思うのです。

要するに、好奇心旺盛で、人に興味があるんですね。

でもこれって、営業マンにとって、とても重要なことです。

売れる営業マンというのは、本当にお客様のことをよく知っています。
一度しか接客していないのに、家族構成のことや夫婦の馴れ初めのこと、
今の住まいで困っていることや、将来どういう人生プランを考えているか、など、
本当にいろんなことを初回接客時のコミュニケーションで把握しているのです。

これは、マニュアル化することはなかなか出来ません。
ヒアリングシートなどを使って、お客様にいろんなことを訊いていくと、
こっちはヒアリングのつもりなのですが、お客様は尋問のように捉えたりすることがあります。
で、必ずしも本音を語ってくれるわけでもありません。
適当に回答するケースも多々あるでしょう。

ここで重要になってくるのは、営業マンが目の前のお客様にどこまで関心があるか、ということです。
「お客様のことを知りたいっ!」という気持ちがどこまであるか、です。

関心があり、こちらの感情がしっかりと伝わり、しかも好かれていると、
お客様はちゃんと本音でお話をして下さいます。

そこで正確な情報とお客様のお気持ちを掴めるからこそ、
次回以降の商談のアプローチのピントがズレず、
無駄の無い商談につながっていくわけです。

皆さんは、お客様のことを深く知りたいという気持ちがありますか?
初回接客時にどこまで深くお客様のことを理解出来ていますか?

関心を持てる営業マンと持てない営業マンの差は、ホント、大きいです。
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