鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第4117回】 会社を売るとは・・・

2022年04月08日 | 住宅コンサルタントとして

商品を売る営業マンは、結果が出せず、

会社と自分を売る営業マンが、売れる、

というのが、私の持論です。

 

売れない営業マンは、とにかく商品の説明をしたがる。

 

自分の会社の素晴らしさや良いところを理解せず、

商品売りしかできないのです。

 

そして結果を出せない理由も、

商品力が無いだの高いだの、

商品で決まると思いがちな方が多い。

 

一方、お客様に選ばれる、売れる営業マンは

会社を売ることが非常に上手です。

 

更に自分の会社のことが好きで、

会社の良いところをちゃんと理解できていて、

ポジティブオーラが出まくっているのですね。

 

昨日、お伺いしていたクライアント様で、

入社わずか1年半で、注文住宅を年12棟売る、

とても素敵な営業さんがおられるのですが、

研修の中で、

 

「なぜこの会社で仕事をしているのですか?」

 

と私が質問をすると、

 

「私、この会社が大好きなんです。

自分の子どもが大きくなったら、

この会社で働いて欲しい、と思っています。

とても楽しいし、

スタッフみんな、仲が良く、

良い家を建てることに

全員で取り組んでいるところを

とても誇りに思っています」

 

という回答をして下さいました。

 

これが会社を売る、ということなのです。

 

会社の規模や歴史・実績なんかよりも、

今の感度の高いお客様は、

その会社の雰囲気やスタッフさんの人間性を

じっくりと観察しているのです。

 

会社を売る、ということの本質を

皆さんは理解できているでしょうか?

 

また商品ばかりを売っていないでしょうか?


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