鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

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【第4069回】 本質を追い求めず、小手先のテクニックでやってきた住宅会社が淘汰される

2022年02月19日 | 住宅コンサルタントとして

2022年、住宅業界は近年にないくらい、

かなり倒産が増えるでしょう。

 

既に倒産した会社もあれば、

これから倒産すると私に情報が入ってきている会社、

それから倒産予備軍の住宅会社が結構多いのです。

 

倒産した、それから倒産するかもしれない会社に

共通するポイントは何か?

 

私の目に映っているのは、

 

「小手先の手法やノウハウが大好きな会社」

「経営者が数字に弱い会社」

(そもそも、数字に強いと潰れないのですが・・・)

 

ということです。

 

大体、共通するのが、いろんなFCやVCに加盟し、

いろんなノウハウを買い漁り倒した会社だなぁ、と感じています。

 

そして本業にまい進せず、

経営者が自身の実力をはるかに超える、

いろんな事業に手を出したりする傾向がある。

 

本来、本業に専念し、

常に改善を繰り返していかなければ、

本業ですら厳しくなってくる時代なのに、

飽きっぽいというか、一つのことを深く掘り下げることが、

体質的に無理なのでしょうね・・・。

 

経営者が本質を追求する姿勢が不足しており、

とにかく上っ面で経営してきた会社が、

ここに来て通用しなくなった。

 

お客様に底の浅さが見抜かれ、

優秀な社員さんの心が離れ、

社内の雰囲気が悪い、という共通点があるような気がします。

 

ただ、これらの会社に共通するのは、

小手先のマーケティングだけは結構上手で、

それなりに繁盛しているように見せているのです。

 

そこがちょっとたちが悪いのです。

 

本質を追求するとは、どういうことか?

 

それは、年々要求が高くなるお客様に、

満足していただくために、

自社の商品や接客を高め続けることと、

それを持続可能できるよう、

強い組織をつくっていくこと。

 

そして着実に自社を応援して下さる方を

増やし続けていくことです。

 

こういう会社しか、勝ち残れなくなってきている時代なのです。


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