鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3242回】 商品力と営業力以外に大切なもの

2019年11月15日 | 住宅コンサルタントとして

全国のいろんなクライアント様とお付き合いをさせていただく中で、

商売がうまくいくために必要なものは何か、ということが

感覚的に分かってくるようになりました。

 

商売がうまくいくための必要条件としては、

 

商品力

営業力

マーケティング力

マネジメント力

 

の4つが挙げられます。

(センスの良さやブランド力はマーケティング力に含まれ、

育成力等はマネジメント力に含まれるものとします)

 

この4つの中でどれか一つが欠けても、商売はうまくいきません。

 

でもこの4つを全て持っていれば、必ず商売がうまくいくか、

というと、そうとは言い切れないのです。

 

すなわち、上記4点は、必要条件ではあるけれど、

必要十分条件ではない、ということが言えるのです。

 

上記4点の他に大切なポイントは、

空気感というか、雰囲気・社風というか、

基本的に数値化することが難しいものなのだと感じています。

 

弊社のクライアント様を見渡して、圧倒的にうまくいっている会社は、

商売を通じてご縁のあった方がドンドンその会社の魅力に引き込まれ、

皆が応援するようになっていくイメージなのです。

 

例えば、弊社のクライアント様の中で

非常に業績好調な会社の特徴として、

契約させていただいたお客様が、

着工中に採用応募エントリーをしてこられたり、

もしくはお引渡し済みのOB様が入社して来られたりと、

とにかく身近な方が入って来るケースが増えているのです。

 

また、人の採用に関しても、

OB様に相談したりすると紹介してもらえたり、

協力業者さんが紹介して来られたりと

身近な方々が全力で応援していることが顕著だったりします。

 

すなわち、上記4つのポイントに加え、

関わる方々に好かれ、応援される人間的魅力がある、

ということが、実は最大のポイントではないかと思うのです。

 

これは、最終的にどこで決まるかというと、

オーナーの人間力で決まります。

 

そして自社のスタッフに、

もし協力業者様やOB様に対して横柄な態度を取ったり、

日頃からいろんな方への感謝の気持ちが低いスタッフがいたら、

そういうスタッフさんを教育しなおすか、

それが無理であれば、去っていただくようにしていかなくてはなりません。

 

いろんな方に謙虚で感謝の気持ちを持ってやさしく対応できる人で

組織をつくっていく必要があるのです。

 

それが、商売がうまくいくための必要十分条件だよな、

と個人的に実感しています。

 

皆さんの会社は、上記5点、備わっていますか?


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