住宅会社が業績を簡単に上げようと思ったら、
とりあえず土地をたくさん仕入れ、
建売を建てたり建築条件をつけて売る、
という方法が最も単純なやり方です。
土地が超人気のエリアであれば、
売れないということは無いからです。
ところが、住宅業界にとって追い風となった
コロナ禍の中で土地が順調に捌けたために、
この状況が続くと思い、
かなりの量の土地を仕込んだ会社が、
これからかなり大変な状況になっていくと思います。
これだけ物価が上がり、光熱費が上昇していく中、
家を購入する中心世代の
20代後半から40代前半の大半の方は、
不安に思っていることでしょう。
すなわち、なかなか決断されない方が増えるのです。
簡単に売上が上がる方法を選択することは、
追い風の時は非常に有効ですが、
結局は組織全体や個人の力がつかないので、
不況になった際、一気に苦しむと個人的に思っています。
長期的に安定成長することが理想なのです。
土地の力に必要以上に頼らず、
商品力と営業力、マーケティング力を磨き、
実力で受注を獲得している組織が、
景気の良し悪しにあまり影響を受けず、
コンスタントに受注していけるのです。
こういう会社をクライアント様と目指していきたいと思っています。