鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3519回】 ブランディングと共に取り組まなければならないこと

2020年08月18日 | 住宅コンサルタントとして

競争が激しい中、市場内で自社を認知していただくために、

ブランディングに取り組み続ける必要があります。

 

素敵なオフィスや打合せスペースをつくったり、

ロゴや看板、のぼりをリニューアルしたり、

旬のトレンドをおさえたモデルハウスをつくったり、

SNSやYouTubeで発信したり・・・。

 

そしてセンスがあるスタッフさんや制作会社さん、

デザイナーさんの力を借りると、

市場内で一目置かれる会社になることは、

それほど難しいことではありません。

 

ただ、ブランディングがうまくいったとして、

集客数が伸びたとしても、

逆に成約率が下がって、かえって業績が上がらない、

ということもあります。

 

その理由、皆さんは分かりますよね?

 

ブランディングにより、イメージが向上したとしたら、

それに合わせて接客力と人間性を高めていかなければ、

お客様の頭の中が非常に不快になるのです。

 

例えば、高級ブランドのブティックに行って、

そこの店員さんが思いっきり私語をしていて、

しかも言葉遣いが汚かったとしたら、

そのお店でお買い物をする気はなくなりますよね?

 

洗練されたモデルハウスやスタジオを持った住宅会社。

インスタでイケてる写真をアップしている住宅会社。

 

こういう会社の接客力やおもてなし力が低い場合、

お客様は認知的不協和を感じ、その会社に二度と行かなくなるのです。

 

集客に困っている会社さん。

自社の商品をグレードアップしたいという会社さん。

イメージを高めたいという会社さん。

 

そういう会社さんから相談をいただいた場合、

いろんなことをご提案し、ブランディングに取り組んでいただくのですが、

ブランディングと共に人間性や接客力・おもてなし力を高めなければ、

結果は変わらないのです。

 

このことを経営者は理解しておかなくてはなりませんね。


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