鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3520回】 家を売らずに暮らしとストーリーを売る

2020年08月19日 | 住宅コンサルタントとして

弊社は、クライアント様からの依頼があれば、

住宅会社を経営していく上で必要なことに関して、

ほぼすべての分野で対応可能です。

 

お付き合いが長いクライアント様に関しては、

さまざまな企画であったり、世代交代の準備であったり、

マネジメント強化や社員さん育成などがここ最近、多いですし、

お付き合いが比較的短いクライアント様ですと

やはりマーケティング強化が中心となります。

 

でも実は、営業・接客力強化が強かったりします。

 

お付き合いが長いクライアント様には過去、

営業・接客的な部分でガッツリと

ノウハウをお伝えさせていただいてきましたが、

比較的お付き合いが短いクライアント様であったり、

 

「営業的な部分は不要です」

 

とおっしゃっていただいたクライアント様に対しては、

営業・接客的なことをお伝えさせていただいていなかったです。

 

でもこれ、ちょっと改める必要があるなぁ、と感じました。

 

正直、今のお客様は、とにかく情報をたくさん持っています。

 

事前にWEBやSNSで予習もほぼ完ぺきにしてこられます。

 

そういうお客様に、家の機能面・性能面を説明しても、

何の感動もなければ、驚きも無いのです。

 

お客様に伝えなければならないのは、

こういうキッチンにすると、

奥様の毎日が今と比較してどう変わるのか、とか、

洗面化粧台をこのようにつくると

ご家族の朝のイライラはどう解消されるのか、といった、

 

「暮らしがどう変わるのか?」

 

ということです。

 

そして、もう一点、伝えなくてはならないのは、

我々が今回、こういうLDKの配置にしたのは、

 

「お客様にこうした暮らしをしていただきたいからです」

 

というストーリーなのです。

 

この暮らしとストーリーをお客様にお伝えし、

お客様に感動や共感をしていただければ、

確実に商談ベースになっていったり、

お友達に薦めていただけたりしますし、

仮に次アポにつながらなかった場合でも、

他社のモデルハウス等を一通り回った後、

リターンしてもらえたりするのです。

 

これが今の時代(というか、15年前から変わりませんが)に

必要な営業・接客なのです。

 

暮らしとストーリー。

皆さんの会社では、お客様に伝えることができていますか?


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