TOBEオーベルジュさんに連泊しています。
どういう距離感で対応すると心地良いのか、
どういう所作に惹かれるのか、
どういうことをされるとまた来たくなるのか、
そんなことを勉強させていただいております。
テレビは客室になく、ずっとクラシック音楽を聴いたり、
風で木や葉が揺れる音を聴いたり、
鳥のさえずりを聴いたりしながら、
湖を眺めたり、本を読んだり、
はたまたいろんな構想を練ったりしています。
こういう時間が本当に貴重で、
住宅会社の接客やサービスに参考になるヒントを
たくさん得ることができます。
さて昨日の夜、食事をしていると、
ある若い男性のスタッフさんが給仕をしてくれました。
話をしている中で、明らかに人としてレベル感が異なると気づき、
おそらくオーナーの息子さんだろうと気づきました。
そしてその数分後に、スタッフさんの動きが一気に変わり、
その後、これまたお会いしたことのない、
風格のある方が現れました。
もう一瞬で分かりましたが、オーナーだったのです。
この素晴らしいオーベルジュをつくるまでに、
地権者の方々に対し、粘り強い交渉をしたことや、
ここから車で1時間程度の場所に、
オランダ人作家さんのアトリエを購入し、
1日1組の宿をオープンされることなどは、
前回、来た際にスタッフさんに教えていただいていたのですが、
その話をオーナーの口から直に説明していただき、
またオーナーの美意識やこだわりを教えていただくうちに、
もうこのオーナーのファンになってしまいました。
今の時代、物質的なものよりも、
その人の生き方に惹かれるということでしょう。
1日1組限定の宿の名前は、
「atelier O-HOUSE」。
もう予約がかなり先まで埋まっていますが、
来年のゴールデンウィークの予約をさせていただきました。
こだわりあるオーナーさんとお会いさせていただき、
お話をさせていただいたり、
息子さんや娘さんをご紹介いただいたりしたことが、
もう本当に嬉しかったです。
オーナーと直接、お話をさせていただくことは、
お客様にとって物凄い価値の大きいことなのだと、
今回、感じました。
住宅会社も同じで、
おそらく家づくりを当社に託して下さったお客様に
オーナーがお会いしたり、お手紙をお送りすることが、
お客様の満足につながるよな、と勉強させていただきました。