鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4798回】 40代からが、総合力の世界

2024年02月18日 | 住宅コンサルタントとして

住宅業界あるあるなのですが、

20代~30代で売れまくっていた営業マンが

40代の途中から徐々に売れなくなっていき、

50手前でかつてのスターがダメダメ営業マンになる、

ということがよくあります。

 

もしくは、若くして独立した工務店の社長が、

40代半ばから仕事が取れなくなってくる、とか・・・。

 

この理由は単純で、住宅を建てるお客様は、

25歳~45歳の方が全体の90%以上を占めるからです。

 

お客様と同じくらいの年齢や年齢が近い場合、

お客様が抱える問題点やお客様の気持ちが分かり、

更には雑談もはずむのでお客様から

 

「あの営業マン、すごく話が合うよね」

「あの営業さんと話をしていると楽しい」

 

と思っていただけ、選んでいただける確率が上がります。

 

ところが、自身が40歳を超えたあたりから、

お子様が大きくなり、子育ての大変さを忘れがちになったり、

世間話をしていても、お客様と感覚がズレたりするようになり、

話が合いづらくなっていきます。

 

なので、お客様に「あの営業マンと話が合う」と思っていただきづらい。

 

では40代以降、何が重要になっていくのか?

 

これは単純で、お客様から見て

 

「あの人、すごく素敵な生き方をしているな」

「あの営業マン、かっこいいな!」

「あの人、すごく教養があり、しかも品格もあるので素敵」

 

という感じで思っていただけるかどうかです。

 

ここを理解できていない営業マンがある一定数、おられます。

 

素敵な生き方をしている、かっこいい、教養や品格がある、と

お客様から思っていただけるようになるには、

20代30代からいろんな本を読んだり、いろいろ学び続け、

自身の教養を高めておくことが大切です。

 

40代、50代でかっこいいと思える方は、

大抵読書家であったり、

コツコツと何かを継続できる力があったりすることが多いのです。

 

だから営業マンとして長く活躍しようと思うのであれば、

20代30代のうちから学び続けることが重要ですし、

イケてる年上の方とお付き合いをさせていただくことも大事です。

 

40代からは人間としての総合力が問われるのです。


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