長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

夫婦円満の秘訣とは・・・

2014-11-23 08:59:10 | Weblog

昨日は11月22日で「いい夫婦の日」。

開店前にIT業界時代のオールドフレンドが蕎麦を手繰りにきた。

30年前、コンピュータのショーは「晴美埠頭」でやっていた。

秋葉原で創業したばかりで夫婦(正確にはまだ夫婦ではなかった)で

ショーを見にいった帰り、駅までの道を歩いていると、車がとまった。

運転手席の窓があいて、「君たちどこ歩いているの、駅はあっちだよ。

」といわれ、変なおっちゃんだと思ったけど、親切心をお断りするのも

なんだし、秋葉までおくってもらった。それ以来の「縁」で、ぼくが理事長を

やらせていただいていた「ねっと21」にも最初から最後まで参加してくれたり、

ギャラリーを始めたら、南條先生の絵や久保さんの器や若いアーティスト

たちの作品を買ってくれ、応援団になってくれた。先日8年ぶりにパリから

帰ってきたスーパーシェフくんも餞別がわりに彼にもらったボールペンを

後生大事にもって帰ってきた。口は悪いが、口の悪い人に悪い人がいない、

と30年も彼にいい続けているけど、ほんとうにそのモデルのような人だ。

いつか、きれいなダンスの先生をギャラリーに連れてきた。

そのきれいなダンスの先生が友人の結婚式の帰りにブーケをもって電車で

帰る時に隣あわせになって声をかけられたらしい。。

「君、結婚式の帰り?夫婦円満の秘訣知ってる?お互いの悪いところを見ずに、

いいところを発見することだよ」と説明したらしい。見方によれば、やはり変なおじさんだけど、

言ってることは真っ当で、彼の人生もそのまままっすぐそのように生きてきたし、たぶんこれからも

ぶれずにまっつぐ歩いていくと思う。3年前にガンが見つかり、それと仲良くつきあっていく姿を

見ていると、口の悪さを差し引きしても、充分に「いい夫婦」の半分の「人おっと」(人妻の反対9であり、

であり、素敵なじいちゃんになりつつある。一生つきあっていきたい、悪友みたいな先輩。

昨日はまた「酉の市」で、芸者時代から大鳥居神社にお参りするたまちゃんが帰りによって

くれた。「わたしはね、芸者時代からお賽銭には55円を入れるの。ごじゅうぶんに縁をくださいまして、ありがとう」

という縁起らしい。

人ははやくもおそくもなく、ちょうどいい時に、出会うものらしい。

ギャラリーをやり始めて、いろいろな芸術の真・善・美を見てきたけど、

この星の中で、人と人が出会うほど素晴らしい芸術はない、と思う。

今日はその玉ちゃんの「お座敷遊び入門講座」

「もてなし」というものの真髄を教わる会。

明日は「卵かけごはん」夜は「論語の会」(順受の会)