長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

田舎暮らしの達人がいっぱい

2015-04-19 08:36:20 | Weblog

先月、「てんりゅう暮らしの見本帖」という冊子がおくられてきた。

わら半紙みたいな風合いの素朴な紙に、界隈に住み、こんにゃくをつくる人、

わさび田をつくる人、あまごの達人、そば職人などが紹介されている。

無作為に配送先をきめ、天真庵にも白羽の矢が飛んできたわけだが、内容が

宣伝っぽいのがなく、そこに生きている人たちの「素」がそのまんまのっていて気持ち

よかった。すぐにみんなにいきわったので、発行先の区役所に電話してまたおくって

もらった。ら、ウェブ版が二冊入っていて、それを読むと、またまた「てんりゅう」に行きたく

なるような内容だ。山々に囲まれ、山と谷ばかりの日本列島だけど、そのなかで生きて

いく、生かされていく縁ある場所のことを「そま」という。「杣」と書く。いい言葉だけど

あまり使われていない。「居」に繋がるようなものだ。生かされている「今」に感謝すること。

都会に生き暮らすぼくたちも、みな「杣人(そまびと)」である。

たまたまうちに時々蕎麦を手繰りにくる女性がそれを見ながら、「うちのおじが

この地域で、干しシイタケを作りながら、仙人みたいな生活をしている」という

話をした。その地名は、ぼくの生まれた北九州の街と同じ名前なので、なんとなく

親近感を感じ、こんど水木のなにもない日(今のとこそんな日はないけど・・)にいって

みようとウキウキしながらいる今日このごろ。

本日は日曜日なので16時に閉店。それから「いずれいく道 そば街道」

みたいな蕎麦打ち教室。

今日はベテラン女子にまじり、最近はちみつ作りにはまっている青年とその友達が

ひさしぶりに蕎麦をうちにくる。みんな素敵な杣人たち。

明日は「卵かけごはん」夜が「福の会」

火曜日が「書をしよう会」

木曜日が「気骨の鮨会」・・・あまりにいっぱいが続くので、入りきれない人の渋滞を

なんとかせにゃあかんばい、という状態。