長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

鮨を美味く喰うコツ

2015-04-24 08:43:39 | Weblog

なんやらいうミシラン国のおすみつきがついた鮨屋

などが人気らしいけど、鮨を美味く喰うコツは

「おごられること」だと、その道の先輩に聞いたことがある。

酒もそうだが、おごられたり、接待を受けたり、領有書を切って

飲む、いわゆる「ただ酒」は、あまり美味いものではない。

たぶん、「おごられること」というのは、鮨を食べている間に、

ここの勘定はいくら?とか、わりかん?とか、そんな余計なことを

考えながら喰うのはマズイ、ということだろう。

バブルのころ、池袋あたりのホテルのカフェで、いろいろ怪しい

連中が、「これでウン億くらい稼げる・・・」みたいな話をしながら、威勢の

いい話をしていて、お金を払う段階になって誰もレシートをとらない、

みたいな光景をよく見た。「お金の払い方(使い方)」には、その

人の人生がよくあらわれる。

昨日は「気骨の鮨会」だった。月に一度、76歳の鮨の匠さまが、8人

限定で鮨を握ってくれる。8000円ぽっきり、酒はそれぞれ持ち込み。

7時から9時。ガンと闘病中でもあり、話が盛り上がっても、9時になったら

蛍の光で、車で匠さまを渋谷まで送っていく、そんな流れで昨年1月から

やってきた。ありがたいことに常連さんが、止まり木を満席にしてくれる。

「一度食べてみたい」「また久しぶりに食べてみたい」と「喰う席」を待つ人も増えて

きたので、来月から常連さんもできるだけ、「各月でお願いします」ということになった。

「喰う席」の8つの椅子は、木曽の般若くんが作ってくれた。

その般若くんが今日・明日・明後日と、違う意味でホットスポットの

代官山のT-SITEで個展をやることになった。ぜひのぞいてほしい」

今日は「お花のお稽古」  春はどこみても花がいっぱいで気持ちがいい。

お部屋に気にいった作家の花器をおくだけで、空気が変わる。そこに季節

の花を投げ入れると、そこが天守閣になる。

明日は「ボサノバのライブ」(満席御免)16時閉店。