昨日は日曜日なので、16時で閉店し、それから「日曜そば打ち大学」。
前々回あたりに、アメリカから夏休みに遊びにきた時に、高校生と中学生の
兄弟が蕎麦を打ったことがあったけど、昨日はアトランタの有名なレストランのシェフ
がきた。最初から気合いが入っている。目つきが真剣だ。山陰の酒蔵で買った「回春」
と書いた前掛けをしたら、似合っていた。ちょうど字が、「まと」あたりにくる。回春の意味を
お弟子様のひとりが英語でしゃべったら、「ちょうどこの位置にくるのが、グッド」みたいなことを
いって笑った。ポール?(アメリカ人はみなポールになるけど)は14歳で学校を中退して料理の
世界にはいり20年、つまりまだ35歳なので、ポールのポールは回春といより、春爛漫であろうけど。
3人が蕎麦を元気に打ったころ、ポールの奥方や友人たちがきて、二階で「座敷で蕎麦遊び」をした。
最近は日本人でも「座敷では足がいたいので座れない」という人が多いが、昨日の人たちは、
「一階のイスより、二階の座敷のほうがいい」といった。
ぼくのお弟子様の英語は、普通のアメリカ人よりもすごい。それは、ニューヨークで生まれ、
日本に帰ってきて日本の文化を学び、国際会議やいろんなシンポジウムなので通訳をして
きたから、微妙なニュアンスのことが同時通訳のように流暢だ。
昨日は遠山満の掛け軸や、そこに飾った久保さんの花器、投げ入れたススキの話、
ソバガギの作り方、日本酒とそれを入れた久保さんの黄瀬戸の片口の話、彼らが
参加した国際フォーラムの話などなど、異文化コミュニケーションに花が咲いた。
今日はこれから、卵かけごはん。若いファッション関係のお弟子さまが7時に蕎麦を打ちに
くるので、これから出陣。
夜は「長屋で女史会」
明日は「英語で蕎麦会」昨日のような素敵な外人さんたちと蕎麦会ができますように。。。
水曜日から来週13日(木)まで「松休み」90歳になる父に、松の手入れを教わりに帰省します。
60から植木屋に転身したら天真も最終章?