長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

ボストンからあの人が蕎麦を手繰りにきた。

2015-11-17 09:03:03 | Weblog

昨日は「卵かけごなん」。

卵かけごはんの常連のたまさんのお弟子様と、ぼくの煎茶のお弟子様が

カウンターに並んで座った。たまさんのお弟子様は三味線を習っておられ、

ぼくの煎茶のお弟子さまは煎茶を習うかたわら、しのぶえの名人でもある。

そんな話が盛り上がり、帰り際に、おふたりの「ふるさと」(たま組は、彼女のおかあさん)が三重県の片隅の田舎で

通っていた小学校や中学校も同じであることが判明した。すごい。

今朝の新聞には、田舎の片隅にある過疎がすすむ地域を活性化するためには、毎年その土地の人口の1%の

若者移住者を目標にする、みたいな記事が特集されていた。たんなる縁ある土地へUターンするのではなく、

限界集落みたいな場所に移り住んで、その土地でしかできないことをしながら、1億分の1の「その人らしい生き方」を

すること。平均的な今の日本人の価値観からいったら「そーんなこと むり」みたいな意見になるだろうが、

「そうだ」と思う人が、100人にひとりいたら、まだまだ日本は大丈夫なような気がする。

昨日の夕方、夜の「福の会」のしこみも終わり、志ん生さんの「長屋ばなし」を読んでいたら、「まだ生きていますか?」

といって、長屋住まいの画家桐谷逸夫さんが遊びにこられた。いつものように、「入口はビール」から始まり、

「途中はぬる燗」になり、「出口は蕎麦ね」で帰っていかれた。齢(よわい)70になる2年前からボストンに活動拠点を

移した。今週から来年2月まで六本木のANAホテルのギャラリーで、個展をやっている。

彼の本「東京いま・昔」にでてくるような「消えゆく町並みと人情」が六本木に勢ぞろいしている。

その本の「はじめに」に書いてある文を「福の会」の時に読みなおした。

「・・・・(略)日本は古い歴史と、優れた文化や伝統を持つ国です。それらの貴重な財産を、私たちが次の

世代に受け継いでいくために、私は画家としてできる限りのことをしたいと願っています。

この本は、私のそうした思いを伝えるものです」

今日はタイムドメイン。

明日明後日は「卒啄珈琲塾」&「無茶しぃの会」

金曜日は「ねんど」