昨日は「ゆさそば」やった。
前日酒々井から「新そば」と、「そばはちみつ」が届いた。
開店と同時に、そばのお弟子さまやけど、自分で蕎麦を育てたり、
ネギと会話できるくらいの「ねぎぼうず」みたいな人が、ネギと辛み大根を
土産に蕎麦を手繰りにきてくれた。お祭りの日は、朝からこちらのテンションも
あがり、それに釣られていろんな人がやってくる。
今年六月に天真庵から始まった「ゆさそばライブ」も、そば上人の悪戯か、つなぎの縁かで
毎月いろんな場所でライブを紡いでいる。新春には台湾でのライブもある。「紅白」を追い越して
世界に羽ばたく勢いなのだ。「ゆさそば日記」」で検索すると、いろんな「今」が見えてくる。
昨日のライブも、参加しない人には永遠にわからない「生」の味と奇妙キテレツな興奮のうちに終わった。
ライブが終わりテンションを下げるつもりで締めに「蕎麦屋のあいすくりん」を出した。
新そばハニーと老舗のバニラアイスのコラボ。紅白で五木ひろしがラップをやるような味?
来年はこれで作曲をし、新曲ができたらまた天真庵でライブをやってくれる約束をした。
「ゆさそば」で検索したら、そばのラップがでてくる。こころの底から笑えるような画像だけど、
けっして親族の葬式や、おもろくない会議の時には見てはいけない。浮いてしまう。
今日は朝6時に押上駅でお弟子さまたちと待ち合わせをして、常磐道を走り、八郷(やさと)の「暮らしの実験室」
にいってきた。40年前に「卵の会」からスタートし、今は若い移住者たちにバトンタッチして「暮らしの実験室」
という名前に変え、「ゆずりは」のように、自然に学びながら新旧交代をし、先輩たちから受け継いだ精神を
「今」と「これから」にベクトルをあわせたすばらしい人たちだ。まさに古くも新しくもない、いいもの、ほんもの
がいっぱいある。「なつかいい未来」という言葉を自分の五感で体感できる「癒し場」であり、「自然の道場」
でもある。
明日の朝の卵けごはんは、その卵をだすぜ。「究極の卵かけごはんの食べ方」も教えまっせ。
明日の夜は「順受の会」 明日は論語を一時間やったあとは、その卵で「そばやの卵焼き」を
食べ、八郷の野菜をいっぱい入れた「無門鍋」(なんでもありの旬のお野菜鍋)をやり、そばで
締めくくりましょう。明後日は「英語で蕎麦会」。スカイツリーの前で「ポン引き」をして、外人さんを
天真庵に連れ込み、もとい、お連れして「国境なしの蕎麦会&英語かい?」
この会も参加するには勇気がいるし、有機農業をやるにも勇気がいる。
でも人生は二度なし。やるっきゃない、と思ったら、壁は自分で破らんとね。
今日「暮らしの実験室」で最初に歓迎してくれたのはにわとり小屋のひよこさんたち。
みんな11月3日の文化の日が誕生日。天真庵の住所も「文花」。
卵はだいたい21日で孵化する。ちょうどそのころ雛が卵の中からコツンとつつく。「卒」(そつ)という。
すると親鳥が外からそこをツツツとつつく。それを「啄」(たく)という。それがうまいタイミングでおこなわれると、
雛がオギャー(いわない?)と無事誕生する。悟りの瞬間みたいなこの刹那を禅林では「卒啄同時」
という。それで、天真庵の珈琲塾の冠には、「卒啄」がつけてある。これはサトリではなくパクリという、かもなんばん。