こないだ、三井家の秘宝みたいな桃山時代の器、志野とか織部とか黄瀬戸とか。
だれが作ったのか無名の陶芸家たちがそのわずかな時代に残したものが、永劫の
魅力を発し続けている。ホンモノとはそうゆうものだろう。
昨日はある大学の先生のお宅へ招かれた。南條観山先生の寒山拾得の世界の
きっかけをつくった人。中国の蘇州の寒山寺に飾られているものや、禅林や画家
か好んで描いた世界を彷彿させる先生の初期の作品が飾られてあるので、まるで
家の中が小さな素敵な美術館。奥様は愛媛の出身。とてもお茶文化の発達した
土地で、正岡子規が生まれ育つ土壌が昔からある精神的文化力に富んだとこ。
いつも、煎茶をご馳走になる。嫁入り前から揃えていた萩焼の茶器の貫入の
けしきが、ご夫婦の円満な家庭生活を醸し出していた。「たいへん結構なおかげん」
のお茶を堪能した後、お茶のお稽古にいく途中に、宅急便さんから「荷物あるよ」と声
をかけられ、久保さんから新作の「志野」が届いた。今月26日(火)から、
渋谷の炎色野(ひいろの・で検索)で、個展をやる。桃山時代の日本人が「素敵」と
叫んだものが、手にとって味わえるし、手軽な値段で家にもってかえって、家族みたいに
愛用することだってできる。
それをお知らせしようと、てっちゃんにメールをしたが、届かないみたい。
そんな業界にいたんだけど、どうもこのコンピュータというものが苦手だ。
明日は「インヨガ」の日。続けている人たちの姿勢や動作が、「やるね」という感じになってきた。
美しく生きる、って幸せなことやな、とつくづく思う。
明後日、日曜日が「蕎麦打ち教室」