毎週金、土、日の3日間の全米興行収入のベスト10です。
今週は、人形系ホラー「アナベル 死霊人形の誕生」が初登場1位。
***
1. Annabelle: Creation
2. Dunkirk
3. The Nut Job 2: Nutty by Nature
4. The Dark Tower
5. Girls Trip
6. The Emoji Movie
7. Spider-Man: Homecoming
8. Kidnap
9. The Glass Castle
10. Atomic Blonde
***
11. War for the Planet of the Apes
12. Despicable Me 3
13. Detroit
*
私の独断による「見たい度」を×、★、★★、★★★の4段階で記載。
*
1.Annabelle: Creation (×)
初登場1位。
3500万ドル。
既に製作費の倍を超え、根強い人気を示している。
この種の映画は見ないので、よく知らないが大元は「死霊館」で
その前日譚でスピンオフの「アナベル、死霊館の人形」が作られた。
本作はさらにその前日譚に当たり、邦題は「アナベル 死霊人形の誕生」
「死霊館」の後日談は「死霊館 エンフィールド事件」として作られている。
まだ作られるんでしょうか。
「アナベル 死霊人形の誕生」2017/10/13(WB)
*
2.Dunkirk (★★★)
2位キープ。
4割近く減って1080万ドル。累計は1億5310万ドル。
クリストファー・ノーラン監督。
キリアン・マーフィー、トム・ハーディ、マーク・ライランス、ケネス・ブラナー。
1940年5月下旬から6月にかけて、攻勢をかけるドイツ軍に対し、英仏連合軍35万人が
ダンケルクから撤退した「ダンケルクの戦い」あるいは「ダンケルク大撤退」
または「ダイナモ作戦」の映画化。
史実では犠牲者は3万人で、イギリス軍は大半の装備を失ったが、人的損害は少なかった。
また、イギリスの戦争に対する士気は大いに高揚した。
しかし、フランスの衰退は著しく、作戦終了後半月ほどでドイツに降伏している。
「ダンケルク」2017/9/9(WB)
*
3.The Nut Job 2: Nutty by Nature (×)
初登場3位。
830万ドル。
「ナッツジョブ サーリー&バディのピーナッツ大作戦!」の続編。
前作に比べ40%強の出足だが、公開館が2割ほど増えており、
単館当たりでは36%程度にとどまり、かなり苦戦かも。
前作はインターフィルム配給で国内公開されたが、今作はどうだろうか。
日本公開未定。
*
4.The Dark Tower(★★★)
1位から4位にダウン。
6割減って780万ドル。累計3420万ドル。
今のところ海外分も振るわず、失敗レベル。
イドリス・エルバ、マシュー・マコノヒー。
異次元世界で、黒の塔(ダーク・タワー)をめぐる、ガンスリンガー(=凄腕ガンマン)と
黒服の戦いが、現実世界まで波及してくる。
SONY/Columbiaの製作配給だが、日本公開は未定。
*
5.Girls Trip (×)
4位から5位にダウン。
4割減って640万ドル。累計9710万ドルと、来週には大台越えの見込み。
クィーン・ラティファ、ジェイダ・ピンケット・スミス、レッジーナ・ホール。
ジェイダ・ピッンケット・スミスはウィル・スミスの奥さん。
学生時代からの親友4人が音楽祭に旅行する珍道中を描くエロチック・コメディ。
「ハング・オーバー」女性版といった感じ?
日本公開未定。
*
6.The Emoji Movie (×)
3位から6位 にダウン。
半分近くまで減って640万ドル。5位とは僅差。
累計6340万ドル。
スマホの絵文字をキャラ化したアニメ。
日本公開未定。
*
7.Spider-Man: Homecoming (鑑賞済)
6位から7位にダウン。
3割減って600万ドル。累計3億630万ドルと3億ドルを突破した。
トム・ホランド、ロバート・ダウニーJr、マリサ・トメイ、マイケル・キートン。
トム・ホランド版スパイダーマンの第1弾。(登場自体は2作目)
この後「インフィニティ・ウォー」(2018)、「スパイダーマン続編」(2019)
での登場が予定されている。
敵役はバルチャー(マイケル・キートン)
「スパイダーマン ホームカミング」2017/8/11(Sony)
*
8.Kidnap (★)
5位から8位にダウン。
半減の500万ドル。累計1920万ドル。
ハル・ベリー。
息子を誘拐されるが、犯人に気づいて追跡。
他人を事故に巻き込みながら、犯人に迫っていく怒れる母。
邦題未定、年内公開予定(Precidio)
*
9.The Glass Castle (×)
初登場9位。
460万ドル。
ウッデイ・ハレルソン、ナオミ・ワッツ、ブリー・ラーソン。
ジャネット・ウォールズの自伝(回想録)「ガラスの城の子どもたち」の映画化。
ブリー・ラーソンはアベンジャーズの新キャラ
「キャプテン・マーベル」(2019/3/8公開)で登場予定。
日本公開未定。
*
10.Atomic Blonde (★★★)
7位 から10位にダウン。
45%減の440万ドル。累計4270万ドル。
シャーリーズ・セロン、ジェームズ・マカボイ、ジョン・グッドマン、ソフィア・プテラ。
シャーリーズ・セロン美貌の腕力系MI6エージェント。
2重スパイの探査のためにベルリンに乗り込む。
「アトミック・ブロンド」2017/10/20(カドカワ)
*** 今週ベスト10圏外に落ちた作品 ***
11.War for the Planet of the Apes (★★★)
9位から11位にダウン。
4割減って360万ドル。累計1億3720万ドル。
新シリーズ最低は確実。
当初の邦題は「大戦記」だったと記憶するが、変わったようだ。
「猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)」2017/10/13(20thFOX)
*
12.Despicable Me 3 (鑑賞済)
10位から12位にダウン。
4割減って314万ドル。累計2億4770万ドル。
シリーズ第3弾。
怪盗グルーに双子の兄弟ドル―がいた。
吹き替えはグルーの鶴瓶、3姉妹の須藤祐実、矢島晶子、芦田愛菜、中島美嘉が続投。
英語版のドルーはスティーブ・カレルの2役だが、吹き替えキャストは生瀬勝久。
「怪盗グルーのミニオン大脱走」2017/7/21(東宝東和)
*
13.Detroit (★)
8位から13位にダウン。
6割減って280万ドル。累計1330万ドルと失敗。
何より単館当たりは990ドルと惨敗。
今週500館以上の公開映画は18本あるが、単館当たり興収はもちろん最低。
ジョン・ボイエガ、ウィル・ポールター、アンソニー・マッキー。
1967年デトロイト。
ふざけて銃を撃った黒人。警官が大挙してやってきて3人が射殺された。
事の真相はどうだったのか。
こういう憎悪や対立を煽るだけのような映画はもうたくさん、か。
日本公開未定。
**
番外編
今週15位の、ガル・ガドット主演の「ワンダーウーマン」が8/8についに4億ドルを突破。
年間ランキングでは「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」の388M$を抜いて
エマ・ワトソン主演の「美女と野獣」の5億ドルに次ぐ年間2位となっている。
今週は、人形系ホラー「アナベル 死霊人形の誕生」が初登場1位。
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1. Annabelle: Creation
2. Dunkirk
3. The Nut Job 2: Nutty by Nature
4. The Dark Tower
5. Girls Trip
6. The Emoji Movie
7. Spider-Man: Homecoming
8. Kidnap
9. The Glass Castle
10. Atomic Blonde
***
11. War for the Planet of the Apes
12. Despicable Me 3
13. Detroit
*
私の独断による「見たい度」を×、★、★★、★★★の4段階で記載。
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1.Annabelle: Creation (×)
初登場1位。
3500万ドル。
既に製作費の倍を超え、根強い人気を示している。
この種の映画は見ないので、よく知らないが大元は「死霊館」で
その前日譚でスピンオフの「アナベル、死霊館の人形」が作られた。
本作はさらにその前日譚に当たり、邦題は「アナベル 死霊人形の誕生」
「死霊館」の後日談は「死霊館 エンフィールド事件」として作られている。
まだ作られるんでしょうか。
「アナベル 死霊人形の誕生」2017/10/13(WB)
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2.Dunkirk (★★★)
2位キープ。
4割近く減って1080万ドル。累計は1億5310万ドル。
クリストファー・ノーラン監督。
キリアン・マーフィー、トム・ハーディ、マーク・ライランス、ケネス・ブラナー。
1940年5月下旬から6月にかけて、攻勢をかけるドイツ軍に対し、英仏連合軍35万人が
ダンケルクから撤退した「ダンケルクの戦い」あるいは「ダンケルク大撤退」
または「ダイナモ作戦」の映画化。
史実では犠牲者は3万人で、イギリス軍は大半の装備を失ったが、人的損害は少なかった。
また、イギリスの戦争に対する士気は大いに高揚した。
しかし、フランスの衰退は著しく、作戦終了後半月ほどでドイツに降伏している。
「ダンケルク」2017/9/9(WB)
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3.The Nut Job 2: Nutty by Nature (×)
初登場3位。
830万ドル。
「ナッツジョブ サーリー&バディのピーナッツ大作戦!」の続編。
前作に比べ40%強の出足だが、公開館が2割ほど増えており、
単館当たりでは36%程度にとどまり、かなり苦戦かも。
前作はインターフィルム配給で国内公開されたが、今作はどうだろうか。
日本公開未定。
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4.The Dark Tower(★★★)
1位から4位にダウン。
6割減って780万ドル。累計3420万ドル。
今のところ海外分も振るわず、失敗レベル。
イドリス・エルバ、マシュー・マコノヒー。
異次元世界で、黒の塔(ダーク・タワー)をめぐる、ガンスリンガー(=凄腕ガンマン)と
黒服の戦いが、現実世界まで波及してくる。
SONY/Columbiaの製作配給だが、日本公開は未定。
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5.Girls Trip (×)
4位から5位にダウン。
4割減って640万ドル。累計9710万ドルと、来週には大台越えの見込み。
クィーン・ラティファ、ジェイダ・ピンケット・スミス、レッジーナ・ホール。
ジェイダ・ピッンケット・スミスはウィル・スミスの奥さん。
学生時代からの親友4人が音楽祭に旅行する珍道中を描くエロチック・コメディ。
「ハング・オーバー」女性版といった感じ?
日本公開未定。
*
6.The Emoji Movie (×)
3位から6位 にダウン。
半分近くまで減って640万ドル。5位とは僅差。
累計6340万ドル。
スマホの絵文字をキャラ化したアニメ。
日本公開未定。
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7.Spider-Man: Homecoming (鑑賞済)
6位から7位にダウン。
3割減って600万ドル。累計3億630万ドルと3億ドルを突破した。
トム・ホランド、ロバート・ダウニーJr、マリサ・トメイ、マイケル・キートン。
トム・ホランド版スパイダーマンの第1弾。(登場自体は2作目)
この後「インフィニティ・ウォー」(2018)、「スパイダーマン続編」(2019)
での登場が予定されている。
敵役はバルチャー(マイケル・キートン)
「スパイダーマン ホームカミング」2017/8/11(Sony)
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8.Kidnap (★)
5位から8位にダウン。
半減の500万ドル。累計1920万ドル。
ハル・ベリー。
息子を誘拐されるが、犯人に気づいて追跡。
他人を事故に巻き込みながら、犯人に迫っていく怒れる母。
邦題未定、年内公開予定(Precidio)
*
9.The Glass Castle (×)
初登場9位。
460万ドル。
ウッデイ・ハレルソン、ナオミ・ワッツ、ブリー・ラーソン。
ジャネット・ウォールズの自伝(回想録)「ガラスの城の子どもたち」の映画化。
ブリー・ラーソンはアベンジャーズの新キャラ
「キャプテン・マーベル」(2019/3/8公開)で登場予定。
日本公開未定。
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10.Atomic Blonde (★★★)
7位 から10位にダウン。
45%減の440万ドル。累計4270万ドル。
シャーリーズ・セロン、ジェームズ・マカボイ、ジョン・グッドマン、ソフィア・プテラ。
シャーリーズ・セロン美貌の腕力系MI6エージェント。
2重スパイの探査のためにベルリンに乗り込む。
「アトミック・ブロンド」2017/10/20(カドカワ)
*** 今週ベスト10圏外に落ちた作品 ***
11.War for the Planet of the Apes (★★★)
9位から11位にダウン。
4割減って360万ドル。累計1億3720万ドル。
新シリーズ最低は確実。
当初の邦題は「大戦記」だったと記憶するが、変わったようだ。
「猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)」2017/10/13(20thFOX)
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12.Despicable Me 3 (鑑賞済)
10位から12位にダウン。
4割減って314万ドル。累計2億4770万ドル。
シリーズ第3弾。
怪盗グルーに双子の兄弟ドル―がいた。
吹き替えはグルーの鶴瓶、3姉妹の須藤祐実、矢島晶子、芦田愛菜、中島美嘉が続投。
英語版のドルーはスティーブ・カレルの2役だが、吹き替えキャストは生瀬勝久。
「怪盗グルーのミニオン大脱走」2017/7/21(東宝東和)
*
13.Detroit (★)
8位から13位にダウン。
6割減って280万ドル。累計1330万ドルと失敗。
何より単館当たりは990ドルと惨敗。
今週500館以上の公開映画は18本あるが、単館当たり興収はもちろん最低。
ジョン・ボイエガ、ウィル・ポールター、アンソニー・マッキー。
1967年デトロイト。
ふざけて銃を撃った黒人。警官が大挙してやってきて3人が射殺された。
事の真相はどうだったのか。
こういう憎悪や対立を煽るだけのような映画はもうたくさん、か。
日本公開未定。
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番外編
今週15位の、ガル・ガドット主演の「ワンダーウーマン」が8/8についに4億ドルを突破。
年間ランキングでは「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」の388M$を抜いて
エマ・ワトソン主演の「美女と野獣」の5億ドルに次ぐ年間2位となっている。
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