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BD「GAMER ゲーマー」

2012-01-15 22:47:06 | 映画感想
ジェラルド・バトラー、アンバー・バレッタ、ローガン・ラーマン、マイケル・C・ホール

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2034年。
激しい戦闘を戦うのは生身の人間。
撃たれ、はじけ飛び、死に絶える戦士たち。

人々は生中継される「スレイヤー」の戦闘シーンに狂喜していた。
最強の戦士はケーブル(ジェラルド・バトラー)。

TVは開発者ケン・キャッスル(マイケル・C・ホール)に殺人ではないかと問う。
スレイヤーの戦士たちはすべて死刑囚。
30戦勝ち抜けば無罪放免となる仕組みで政府も認めている。

戦士たちにはナノ細胞が埋め込まれ外部から遠隔操作ができると言う。
それは、生身の人間を使い大ヒットのセカンド・ライフの「ソサエティ」と同じだ。

28回目の戦い。
ともに戦い続けた仲間を失いながらもケーブルは生き延びる。

あと2回。ケーブルを操る17歳の少年サイモン(ローガン・ラーマン)のもとには、
高額でケーブルを手に入れたいとのオファーがあるがサイモンは断り続ける。

キャッスルは、ケーブルに勝たせないため、プレイヤーの指示を受けない戦士、
つまりただの殺し屋、ハックマン(テリー・クルーズ)を戦闘に参加させる。

果たして、ケーブルは「スレイヤー」の世界で生き延びることができるだろうか。

また、反キャッスル組織の「ヒューマンズ」の目論見は。
「ソサエティ」のキャラと化したケーブルの妻、ニナの行く末は。

**

「サロゲート」と「ブレードランナー」と「デス・レース」と
「バトル・ロワイヤル」を足して、そうね、5か6で割ったような作品。

ハリウッド映画にありがちな設定で、いずれにせよラスボス1人をやっつければ、
すべて解決では単純すぎる。

これだけ大掛かりなシステムで膨大な富を生むとなれば、
利権に群がる有象無象がいるはずで、国家の関与もある以上、
ボス一人くらい倒しても全体が破綻するはずがない。

TVで生中継することで悪事が白日の下に晒され、システムの存在が否定される、
ということなのだろうが、それじゃいかにも甘っちょろい。

「スレイヤー」の存在を受け入れ、殺人ゲームを楽しんでいる観衆が、
その組織の中心人物がどれだけ極悪非道、私利私欲に固まっていようが、
観衆にとっては絵空事に過ぎないだろう。

簡単に言えば社長の首を挿げ替えてシステムは存続ってことですよ。
ヒューマンズの対応も中途半端だし、詰めが甘い。

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