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アゲハ羽化失敗と前蛹危機一髪。

2008-08-25 15:40:24 | 昆虫/虫・その小動物
すべての幼虫が順調に成虫になるわけではない。

捕食者に捕らえられてしまうものも多いし、
蜂などに寄生されるものもいる。

虫カゴで飼っていても、原因不明で死んでしまうものもいる。

不慮の事故と言うか、
他の虫の吐いた糸に絡まって動けなくなるものもいるし、
何らかの原因で傷ついたものは大抵は致命傷になる。

運よく蛹まで順調に行ったとしても、最後に大仕事が待っている。

それが羽化。

殻から抜けるのはほんの一瞬、
するりと抜けると、しわしわの羽がみるみる伸びて、
瞬く間にきれいな成虫になるが、
殻から抜け出すのに手間取ったり、
羽化直後に驚いて伸びてない羽をバタバタやると、
羽根がしわしわのまま固まってしまう。

蛹を足がかりにして他の幼虫が蛹化することもままあり、
くっつき方によっては羽化に影響することもある。

羽根が伸びきらない=うまく飛べない=花にたどりつけない、
となってこれも致命的だ。

今日はクロアゲハ3匹目の羽化。
朝7時には既に羽化していたが、どうもいびつに見える。



自分からバタバタやるまで放っておいたが、結局左の羽根がゆがんだままだった。
全く飛べないとまたやりようがあったかもしれないが、
中途半端に元気なのでどうしようもない。

失敗だ。



もう1匹の話は、8/19に終齢になったナミアゲハ。
ずいぶん小さいな、と思いつつも順調に育ち、昨晩下痢して前蛹に。

ところが、虫カゴのふたと本体をまたいで、
その両方を足がかりにしてしまった。

つまり、そのままでは虫カゴのふたが開けられず、
当然残りの幼虫に餌もやれないし、
フンの始末も紙の交換もできない。

このまま完全に蛹化するまで待つか悩んだが、

前蛹の足もとの足がかりにしている糸を外すことに。
虫に傷をつけないよう慎重に行い、
壁の代わりに厚紙を当てがってやり、とりあえずOK。

それがこの写真です。



白いのが厚紙でふたに接着し、前蛹の足元も両面テープで止めてあります。
これで最後の脱皮もうまくいくと思いますが、
もしうまくいかないようであれば、暫くしてから固定します。

(脱皮直後の蛹の殻はやわらかく傷つきやすいので、硬くなるまで待つ)

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