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東京都知事選、投票率iついて

2007-04-09 00:30:41 | 政治経済
東京は石原氏の3選が確実に 各知事選も当確が決まる(朝日新聞) - goo ニュース

早々と投票締め切り直後に当確が打たれるなど、
結果的には石原慎太郎現都知事の圧勝だったようだ。

おそらく次点となるだろう浅野史郎氏は、
当初は他の候補と違ったスタンスのように思えたが、
次第に言うことが他の候補者と区別がつかなくなり、
石原対その他のワン・オブ・ゼムになってしまった気がする。

さて、個人的な好き嫌い、あるいは個別の政策の是非などは置いといて、
投票率について少し考えてみたい。

投票率が50%を切るような選挙は無効にしてもいいくらいに思っているので
選挙結果もさることながら、投票率も関心事の一つである。

前回は立候補者数も5と少なく、有力な対抗馬もなく、
選挙前から結果が見え、関心が薄かったと思える。
その意味では今回投票率が伸びて当然ともいえる。

全体の投票率は54.5%(以下、小数点2位以下切り捨て)
全回の44.9%を9.5%以上上回った。

62の開票区毎の投票率を見ると、最低でも武蔵村山市の50.1%、
次いで江戸川区の50.2%と、すべての開票区で過半数を超えた。

まずは一安心。

これを23区、市部、非市区部、などに分けてみると、
23区では54.0%、
23区を除く市部では55.4%、
非市区部では59.8%、特にそのうち島しょ部は66.8%と高い。

1位は利島村、2位が青ヶ島村など、ベスト8がすべて島しょ部で、
9位が檜原村、10位が奥多摩町、11位は日の出町、
島しょ部では9番目の小笠原村も全体の12位と高い。

13の非市区部の最低は瑞穂町で51.0%、残念ながら全体の60位と悪い。

13位以降は、文京区、千代田区、国分寺市、国立市、新宿区と続く。

さて、前回の都知事選からの投票率の伸びを見ると、
低い方から御蔵島村-1.9%、利島1.3%、檜原村1.9%、
次いで、大島村の4.1%、残りはすべて6%以上の増。

明示した4個所は悪いように見えるが、もともと投票率が高い地域であり、
(4か所とも投票率ベスト10に入っている)伸びていないのではなく、
上限に近づいてきたため、伸び率が低くなったとみた方がいい。

しかし、全体でみると若干心配点もある。
すべて精査したわけではないが、
投票率の高い地域はおおむね高齢者比率の高い地域であり、
比較的若年層の多い江戸川区などが投票率が低い点だ。

江戸川区は、年齢構成をみると明らかに若い世代が増えており、
ここ何年かの高齢化率が下がっていたと記憶する。

若者の選挙に対する関心が低いのか、それとも別の理由があるのか、
年齢別も考察してみる必要があるかもしれない。
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