ITニュース、ほか何でもあり。by KGR

ITニュースの解説や感想。その他、気になる話題にもガンガン突っ込む。映画の感想はネタばれあり。

サンマの干物を作る

2007-11-27 16:52:18 | 趣味
今年はサンマが安い。

そのまま塩焼きにしても十分おいしいですが、
干物がこれまたうまい。
太陽のエネルギーを吸収して旨みが増すこと間違いなし。

焼いた時に身がほぐしやすくなって子供たちにも好評。
我が家では、サンマの干物は自家製です。

安いサンマも一ランクアップします。

**最初にご注意**

私が左利きなので、開き方もでき上がりも左右逆になっています。

右利きの人の場合、作法では、魚の頭が左を向くように置きます。
また、手前が腹になるようにしますが、
以下の写真では、上下を逆にしないと頭が右を向きます。

写真を左右逆転させてもよかったのですが、
左利きは私のアイデンティティでもあるので、
敢えてこのままにしました。

作法に厳しい方にはお見苦しいかもしれませんが、
その程度の素人料理だとお考えになり、ご容赦ください。

右利きの方は鏡像(左右が逆)としてお考えになるといいかもしれません。

***

さて、まずはサンマを開きます。
サンマは背開きです。

背中を中骨の上に包丁が入るようにして切っていく。
包丁は細身のものが使いやすい。



切る深さは、まずは中骨くらいまででOK。
一気に腹側まで切らなくていい。

続いて、包丁を少し立てて、中骨の腹側まで包丁を入れていく。
よく切れる包丁を使うと楽ちん(当り前か)
勢い余って、腹を裂いてしまわないように注意。



写真では身をめくるようにしていますが、中骨を見せるため。

腹側まで包丁が通ったら、むなびれの手前を縦に切って開き、
内臓を手で取って軽く水洗いします。
できたのがこれ。



ちなみに、よく言われることに
魚は関東では背開き、関西では腹開きで、関東は武士の町なので、
腹開きは切腹につながるので嫌う、と言うけど怪しいもんです。

その証拠?

関東でもアジやエボダイは腹開きです。
魚の腹開きを全面的に嫌うわけではありません。

また、サンマを腹開きにしてみるとわかりますが、きれいな形になりません。
背開きにした方が見栄えがいい。

同様にアジは背開きにすると形がいびつになる。

開いた時の全体の形、頭部の開きやすさ、腹の部分の崩れやすさなどから、
経験則で開き方が決まっていったものと思います。

ウナギはどちらから開いても同じような形で、皮の模様の好みもあって、
関東関西の差が出たと思います。(勝手な持論、特に根拠なし)

さて、サンマの開きができたら、塩をします。

「塩を振る」のが常套手段、本来かもしれませんが、
ここはテクがなくても失敗しない方法にします。

それは塩水につける方法。

塩の濃度は3%にします。海水程度の濃さです。
舐めるとしょっぱいな、くらいです。
多少好みで加減しても構いません。

3%というと薄いようですが、
1リットルの水に30グラムの塩、結構な量です。
これにサンマを30秒くらい漬けます。

水はいい水(浄水など)を使い、塩は天塩(あましお)を使います。
食卓塩では風味が出ません。



少し時間を長くしても塩気を強くすることはできますが、
せいぜい1分くらいまでですね。

塩水から出して軽く水を切り(拭かないで自然に)
金網に並べて天日干し。

うちではベランダで干します。

虫がつかないように食卓用の網をかけ、
その網が飛ばないように四隅をピンチで止めてます。



真夏の直射日光なら、2、3時間ででき上がり。
今の時期でも日が当たれば半日でできるでしょう。
これもお好みで日に当てる時間を加減してください。

ピンク色がやや褐色になって脂も染みだしてきたり、うまそうになりました。



焼いたら、大根おろしを添えて食べましょう。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« パスモ(PASMO) | トップ | 一大防衛疑獄事件に発展か、... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

趣味」カテゴリの最新記事